1999年4月、景気後退対策の期限措置として10%から7%に引き下げ、毎年一年延長継続。
新型コロナ感染拡大の景気後退局面で、今回は2年間の延長を決定。
タイの付加価値税(VAT)は、7%とすっかり定着していますが、本来は日本同様10%でした。
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1997年のアジアの通貨危機を契機に、タイ経済も後退局面を迎え、タイ政府の景気刺激策として、1999年4月に付加価値税(VAT)を10%から7%に引き下げています。
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本来、一年ごとに景気動向を踏まえ、延長を決めてきましたが、今回の未曾有の状況で2年間の延長を決めたようです。
2020年:◆タイの付加価値税(VAT)◆2021年9月まで7%で据置:コロナ景気懸念
2019年:◆タイの付加価値税(VAT)◆2020年9月まで7%で据置!景気後退懸念
1997年のアジアの通貨危機当時、管理人はシンガポールに駐在していました。
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当時、タイの多くの企業の資金繰りが悪化し、我々の代理店も御多分に洩れず、製品の支払いの繰延の依頼が来ていて、その交渉のためにバンコクを訪問した記憶があります。
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その際の代理店からの支払いはUSドル払いで、タイバーツが大幅に下落している状況でした…
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その当時に、タイ政府が実施した景気刺激策が今でも継続されていると思うと、非常に感慨深い思いもあります…
7% VAT extended
記事引用先:Bangkok Post
The cabinet on Tuesday extended the 7% rate for value-added tax for a further two years.
Deputy government spokesperson Rachada Dhnadirek said the rate would remain in force from Oct 1, 2021, to Sept 30, 2023, to support the Covid-affected economy.
The Finance Ministry proposed the extension of the 7% rate to support national recovery, she said.
Prior to the 1997-98 Asian financial crisis, VAT was set at 10%.
政府の副スポークスマンRachadaDhnadirekは、Covidの影響を受けた経済を支援するために、この率は2021年10月1日から2023年9月30日まで有効であると述べた。
大蔵省は国の回復を支援するために7%の率の延長を提案したと彼女は言った。
1997-98年のアジア金融危機以前は、VATは10%に設定されていました。
The cabinet on Tuesday extended the 7% rate for value-added tax for a further two years. #BangkokPost #Business https://t.co/S3GBpA9mW2
— Bangkok Post (@BangkokPostNews) August 24, 2021
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