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円安を加速するデジタル赤字が日本経済に与える影響と課題

この記事は 約5 分で読めます。

こんにちは、iPhoneでGoogle検索してAmazonで買い物を済ませるバンコクで修業中(@lukehide)です。

近年、日本経済において「デジタル赤字」という言葉をよく耳にするようになりました。

多くの人は、アメリカのGAFAM (Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)をはじめとする大手IT企業の製品やサービスを、毎日毎日、大量に活用しています。

これらの製品やサービスにお金を注ぎ込めば注ぎ込むほど『円売り・ドル買いを招き円安を加速』している事に、みなさんは気づいていますか?

「デジタル赤字」が円安を加速させる要因に ? 理由や備えるための資産運用法 | マネー | おすすめコラム | 大和ネクスト銀行
金融・経済に関するニュースで見聞きする「デジタル赤字」というワード。デジタル赤字は、円安が加速する要因になるといわれますが、なぜなのでしょうか。本記事では、デジタル赤字についての基礎知識を解説し、円安のさらなる進行に備えるための資産運用法も...

この記事では、デジタル赤字が円安を加速させ、日本経済にどのような影響を与えているのかについて、みなさんと一緒に勉強して行きたいと思います。

トラリピ世界戦略

デジタル赤字とは

デジタル赤字とは、日本の企業や個人が海外のデジタルサービスを利用することで生じる国際収支上の赤字のことを指します。

具体的には、クラウドサービスの使用料、ウェブサービスの広告費、ソフトウェアのライセンス料などが含まれます。

デジタル赤字の現状

2023年の日本のデジタル関連の国際収支の赤字は、前年から16%増加し、5.5兆円に拡大しました。

これは2014年の2.6倍にあたり、2023年の原油および粗油輸入額11.3兆円の約半分に相当する規模です。

国際比較においても、日本のデジタル赤字は突出しています。

2021年の統計では、日本は通信・コンピュータ・情報サービスの分野で153億ドル(当時のレートで約1.68兆円)の赤字を記録し、世界最大のデジタル赤字国となっています。

デジタル赤字が円安に与える影響

デジタル赤字の拡大は、以下のメカニズムで円安を加速させる要因となっています:

1. 円売り・ドル買いの増加: 日本企業や個人が海外のデジタルサービスを利用する際、最終的に日本円を米ドルなどの外貨に変換する必要があります。これは「円売り・ドル買い」を意味し、円安(ドル高)を誘発します。

2. 経常収支への圧迫: デジタル赤字の拡大は、日本の経常収支を圧迫します。2023年の経常収支は20.6兆円の黒字でしたが、デジタル関連収支は下押し要因となっています。

3. 資金流出の増加: サービス収支の赤字増大による資金流出も円安の遠因となっています。

日本経済への影響

デジタル赤字の拡大は、日本経済に以下のような影響を与えています:

1. 国内産業の空洞化: デジタル関連サービスの海外依存度が高まることで、国内産業の空洞化が懸念されます。

2. 技術革新の遅れ: 海外サービスへの依存が進むことで、国内での技術開発や革新が遅れる可能性があります。

3. 生産性向上の機会: 一方で、デジタル化の進展は生産性向上や新たな価値創造につながる可能性もあります。

4. 国内投資の呼び込み: 海外企業による日本でのデータセンターの建設が相次ぐなど、デジタル化の加速は国内投資を呼び込む面もあります。

デジタル赤字への対応策

日本がデジタル分野での競争力を高め、デジタル赤字の影響を緩和するためには、以下のような取り組みが重要です:

1. 人材育成: AI人材をはじめとするデジタル人材の育成と確保。

2. 研究開発投資: デジタル技術の研究開発への積極的な投資。

3. 国際協力: デジタル分野での国際標準化や規制の整備に向けた協力。

4. 産業構造の転換: デジタル技術を活用した新たな産業の創出と既存産業の高度化。

5. デジタルインフラの整備: 5Gや光ファイバーなど、高速通信インフラの整備。

 

まとめ

デジタル赤字の拡大は、円安を加速させ、日本経済に様々な影響を与えています。しかし、これはデジタル化の進展に伴う避けられない現象でもあります。重要なのは、デジタル赤字の中身を精査し、日本の強みを活かしながら、デジタル分野での競争力を高めていくことです。

デジタル化は避けられない潮流です。日本がこの変化に適応し、新たな価値を創造していくことができるか。それが今後の日本経済の発展を左右する重要な鍵となるでしょう。

デジタル赤字の問題は、単に海外への支払いが増えているという表面的な現象だけでなく、日本の産業構造や技術力、そして経済全体の競争力に関わる重要な課題です。この課題に対して、政府、企業、そして個人がそれぞれの立場で取り組んでいくことが、日本経済の持続的な成長と円安の是正につながるのではないでしょうか。

最後に、デジタル赤字の拡大が必ずしも悪いことばかりではないという見方もあります。デジタル化の進展は生産性向上や新たな価値創造につながる可能性があり、重要なのは「デジタル赤字」の中身を精査し、真の課題を見極めることです。日本がこの変化をチャンスと捉え、デジタル分野での競争力を高めていくことができれば、より強靭で持続可能な経済成長を実現できる可能性があるのです。

皆さんは、この状況に対してどのような意見をお持ちでしょうか?

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◆2017年、家族持ちFIRE
◆資産:米ドル、投資信託、FX、BTC
◆不動産:横浜とバンコクに持ち家
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