①ドル円なだれ
一時150割れ。為替介入、トランプ発言、日銀政策など、円高効果をこれまで無視してきた材料が、ドル円なだれのきっかけ要因。米金利サイクルの変曲点では、些細な要因にも、円キャリー組が浮き足立ち。ファンダメンタルズの実質インパクトと、ポジションの行動学的反応の相場力学は別。— 田中 泰輔 (@tanaka_taisuke) July 31, 2024
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2024年7月31日、日本銀行は8年ぶりの利上げを実施し、金融市場に衝撃を与えました。
短期政策金利の誘導目標を0.25%に引き上げ、同時に国債買い入れ額の半減計画を発表したのです。
この予想外の動きを受けて、円相場は大きく変動しました。
本日の東京外国為替市場では、一時150円台前半まで円高が進行。
では、この後に控えるFOMC(米連邦公開市場委員会)を経て、ドル円相場はどのような展開を見せるのでしょうか一緒に見て行きましょう。
日銀の利上げと市場の反応
日銀の利上げ発表直後、円相場は一時151円台半ばまで上昇しましたが、その後急激な円高に転じました。
植田日銀総裁の記者会見での発言がタカ派的と受け止められ、円買いが再燃。
17時時点では150.91円と、15時時点(152.86円)と比べて1円95銭程度のドル安水準となりました。
植田総裁は「経済・物価見通しが実現していけば、引き続き政策金利を引き上げる」と述べ、今後の追加利上げの可能性を示唆しました。
また、円安による物価上昇圧力が想定以上に大きいリスクであるとの認識も示しました。
FOMCを控えたドル円相場の展望
1. 円高傾向の継続か
日銀の利上げを受けて、円キャリートレードの解消が進む可能性があります。
これにより、当面は円高傾向が続く可能性が高いでしょう。
特に、FOMCで利下げの可能性が示唆されれば、さらなる円高ドル安が進む可能性があります。
2. FOMCの結果次第で反転も
一方で、FOMCで予想以上にタカ派的な姿勢が示されれば、ドル買いが優勢となり、再び円安に転じる可能性もあります。
米国のインフレ動向や経済指標の強さによっては、ドル高への反転も十分考えられます。
3. 日米金利差に注目
日米の金利差は依然として大きく、これがドル円相場を下支えする要因となっています。
FOMCで金利据え置きが決定されれば、この金利差は維持され、極端な円高は抑制される可能性があります。
4. 地政学的リスクの影響
中東情勢や米中関係など、地政学的リスクの高まりは円の買い材料となる傾向があります。
FOMCの結果と合わせて、これらの要因も注視する必要があります。
今後の注目ポイント
- FOMCの金利決定と声明内容
- パウエルFRB議長の記者会見での発言
- 米国の経済指標(特に雇用統計やインフレ関連データ)
- 日本の経済指標(特に賃金上昇率や物価動向)
- 地政学的リスクの変化
投資家への示唆
- 短期的な相場変動に惑わされず、中長期的な視点を持つこと
- リスク分散を心がけ、為替リスクをヘッジする手段を検討すること
- 日米両国の金融政策の動向を注視し、情報収集を怠らないこと
まとめ
日銀の利上げを受けて、ドル円相場は大きく変動しました。
今後のFOMCの結果次第では、さらなる変動が予想されます。
円高傾向が続くのか、それとも反転するのか、市場参加者の注目が集まっています。
投資家の皆様は、慎重かつ冷静な判断が求められる局面と言えるでしょう。
為替市場の動向を注視しつつ、自身の投資戦略に照らし合わせて適切な判断を下すことが重要です。
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