こんにちは、高配当株投資にハマり気味のバンコクで修業中です。
世間的には知名度が低くても『高配当株クラ』界隈では大人気の『三菱HC』です。
日立出身の管理人は『日立キャピタル』はリース業界でも優秀でしたが、MUFG系との統合は美味しすぎますね。
三菱HCキャピタル株式会社（証券コード：8593）は、三菱UFJフィナンシャル・グループに属する大手リース会社です。2021年に日立キャピタルと経営統合し、業界トップクラスの地位を確立しました。
高い配当利回りと安定した経営基盤を持つ同社の株式で、毎月10万円の配当収入を得るために必要な投資額を計算し、その魅力と課題について詳しく解説します。
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配当利回 (％) |
投資金額 (万円) |
年間配当 (円) |
株価 (円) |
| JFE (テ) | 7.3% | 2,055万円 | 140 | 1,917 |
| マリモリート(テ) | 5.9% | 2,470万円 | 3,713 | 122,300 |
| 日本たばこ(テ) | 4.7% | 3,200万円 | 194 | 4,122 |
| 本田技研工業 | 4.8% | 3,247万円 | 68 | 1,472 |
| 武田薬品 | 4.5% | 3,280万円 | 196 | 4,271 |
| 双日(2768) | 4.6% | 3,368万円 | 150 | 3,368 |
| アステラス | 4.4% | 3,402万円 | 80 | 1,814 |
| NEW SBI HD(8473) | 5.0% | 3,462万円 | 150 | 3450 |
| ソフトバンク | 4.3% | 3,481万円 | 86 | 1,996 |
| INPEX | 4.2% | 3,750万円 | 60 | 2,150 |
| 三菱HC |
3.9% | 3,930万円 | 40 | 1,047 |
| NEW 三菱商事(8058) | 3.7% | 4,135万円 | 100 | 2,746 |
| 日本郵政 | 3.5% | 4,205万円 | 50 | 1,401 |
| NTT | 3.5% | 4,300万円 | 5.2 | 149 |
| 三井住友FG | 3.6% | 4,450万円 | 330 | 9,664 |
| キヤノン | 3.0% | 5,070万円 | 150 | 5,070 |
| 野村証券 | 2.9% | 5,230万円 | 23 | 801 |
| ENEOS | 2.9% | 5,500万円 | 22 | 802 |
| トヨタ | 3.0% | 6,861万円 | 240 | 2,745 |
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三菱HCキャピタルの経営状況と決算結果
三菱HCキャピタルの経営状況は非常に堅調です。2024年3月期の連結業績予想では、売上高19,505億円、経常利益1,516億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,238億円を見込んでいます。これは前期比で増収増益となる見通しであり、同社の安定した成長を示しています。
また、自己資本比率は15.1%（2024年3月期）と、金融機関としては健全な水準を維持しています。ROE（自己資本利益率）も7.4%（2024年3月期実績）と、安定した収益性を示しています。
配当利回り
三菱HCキャピタルは、安定した高配当を維持している企業として知られています。2024年3月期の予想配当利回りは3.82%となっており、これは日本の上場企業の平均を大きく上回る水準です。この高い配当利回りは、同社の安定した収益力と株主還元への積極的な姿勢を反映しています。
PERとPBRの分析
投資指標として重要なPER（株価収益率）とPBR（株価純資産倍率）についても見てみましょう。
1. PER（株価収益率）
2024年8月27日時点の株価1,047円に対し、2024年3月期の予想EPS（1株当たり利益）は87.21円です。したがって、予想PERは約12.01倍となります。これは日本の金融セクターの平均的なPERと比較してもやや低めであり、株価が割安である可能性を示唆しています。
2. PBR（株価純資産倍率）
2024年3月期の1株当たり純資産（BPS）は1,182.73円です。現在の株価1,047円で計算すると、PBRは約0.89倍となります。PBRが1倍を下回っているということは、株価が純資産価値を下回っており、理論上は割安な水準にあると言えます。
配当状況の解説
三菱HCキャピタルは、安定した配当政策を採用しています。2024年3月期の1株当たり配当金は37円を予定しており、これは前期の33円から増配となります。さらに、2025年3月期には40円への増配を予想しており、継続的な増配傾向が見られます。
配当性向は2024年3月期予想で42.4%となっており、安定した配当を維持しつつ、事業拡大のための内部留保とのバランスを取っていることがわかります。
配当金に関する詳細情報は、三菱HCキャピタルの公式ウェブサイトの株主・投資家情報ページで確認することができます。
必要な投資額の計算
それでは、毎月10万円の配当収入（税引後）を得るために必要な投資額を計算してみましょう。
- 年間の必要配当収入（税引前）：
月10万円 × 12ヶ月 ÷ (1 – 0.20) = 1,500,000円
（20%の源泉徴収税を考慮） - 2025年3月期の予想配当：40円/株
- 必要株数：
1,500,000円 ÷ 40円 = 37,500株 - 現在の株価（2024年8月27日時点）：1,047円
- 必要投資額：
37,500株 × 1,047円 = 39,262,500円
投資リスクと注意点
三菱HCキャピタル株への投資には、以下のようなリスクと注意点があります：
- 景気変動リスク：リース業は景気の影響を受けやすい業種です。
- 金利変動リスク：金利の変動は収益に大きな影響を与えます。
- 競争激化：リース業界は競争が激しく、利益率の低下に注意が必要です。
- 規制リスク：金融業界の法律や規制の変更が経営に影響を与える可能性があります。
- 配当政策の変更：将来的に配当政策が変更される可能性もあります。
まとめ：夢の配当金生活への道のり
三菱HCキャピタル株は、高配当利回りと安定した経営基盤を持つ魅力的な投資先です。しかし、約3,930万円という必要投資額は、多くの個人投資家にとって簡単に達成できる金額ではありません。
長期的な視点で少しずつ投資を積み重ねていけば、将来的に大きな配当収入を得ることも不可能ではありません。また、他の高配当銘柄と組み合わせてポートフォリオを構築することで、リスクを分散しつつ配当収入を増やすことも検討できるでしょう。
投資を行う際は、自己の資金状況やリスク許容度を十分に考慮し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。配当金生活は魅力的ですが、それを実現するためには慎重な計画と長期的な取り組みが必要です。夢の実現に向けて、一歩ずつ着実に歩んでいきましょう。
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