こんにちは、NIKONラブなバンコクで修業中です。
今回は、日本を代表する光学機器メーカーであるニコンの株式投資について、詳しく解説していきます。配当収入を目指す投資家の皆さんにとって、参考になる情報をお届けしたいと思います。
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配当利回 (%) |
投資金額 (万円) |
年間配当 (円) |
株価 (円) |
NEW 三菱商事(8058) | 3.7% | 1,969万円 | 210 | 2,746 |
JFE (テ) | 7.3% | 2,055万円 | 140 | 1,917 |
レーサム(テ) | 6.3% | 2,369万円 | 190 | 3,000 |
マリモリート(テ) | 5.9% | 2,470万円 | 3,713 | 122,300 |
ミラース(テ) | 5.9% | 2,540万円 | 30 | 508 |
日本たばこ(テ) | 4.7% | 3,200万円 | 194 | 4,122 |
本田技研工業 | 4.8% | 3,247万円 | 68 | 1,472 |
武田薬品 | 4.5% | 3,280万円 | 196 | 4,271 |
双日(2768) | 4.6% | 3,368万円 | 150 | 3,368 |
アステラス | 4.4% | 3,402万円 | 80 | 1,814 |
NEW SBI HD(8473) | 5.0% | 3,462万円 | 150 | 3450 |
ソフトバンク | 4.3% | 3,481万円 | 86 | 1,996 |
INPEX | 4.2% | 3,750万円 | 60 | 2,150 |
三菱HC |
3.9% | 3,930万円 | 40 | 1,047 |
日本郵政 | 3.5% | 4,205万円 | 50 | 1,401 |
ニコン(7731) | 3.5% | 4,229万円 | 55 | 1,549 |
NTT | 3.5% | 4,300万円 | 5.2 | 149 |
三井住友FG | 3.6% | 4,450万円 | 330 | 9,664 |
キヤノン | 3.0% | 5,070万円 | 150 | 5,070 |
野村証券 | 2.9% | 5,230万円 | 23 | 801 |
ENEOS | 2.9% | 5,500万円 | 22 | 802 |
トヨタ | 3.0% | 6,861万円 | 240 | 2,745 |
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会社概要
株式会社ニコンは、1917年に設立された100年以上の歴史を持つ老舗企業です。社名の由来は、元々の社名「日本光学工業株式会社」の略称「ニッコー(NIKKO)」をベースに、語尾に「N」を付けて「ニコン(Nikon)」としたものです。この名称は1946年に小型カメラの名称として初めて使用され、その後1988年に社名として正式に採用されました。
ニコンの主な事業セグメントは以下の通りです:
事業セグメント | 売上高構成比 (2024年3月期) | 主な製品・サービス |
---|---|---|
映像事業 | 34.6% | デジタルカメラ、交換レンズ、双眼鏡 |
精機事業 | 27.0% | 半導体露光装置、FPD露光装置 |
ヘルスケア事業 | 13.3% | 生物顕微鏡、細胞培養観察装置、網膜画像診断機器 |
その他 | 25.1% | 測定機、光学部品、宇宙関連製品 |
ニコンは、カメラや半導体・FPD露光装置で世界トップクラスの地位を築いています。近年は、医療事業にも注力しており、顕微鏡や眼科機器などの分野でも事業を拡大しています。
経営状況と戦略的シフト
2024年3月期の決算概要は以下の通りです:
項目 | 金額 (百万円) | 前年比 |
---|---|---|
売上高 | 717,245 | +14.2% |
経常利益 | 42,600 | -25.3% |
純利益 | 32,500 | -27.6% |
売上高は増加したものの、利益面では減益となっています。これは、開発費などのコスト増加が影響していると考えられますが、将来の成長に向けた投資と捉えることができます。
ニコンは、カメラ市場の縮小に対応して、以下のような戦略的シフトを行っています:
- ミラーレスカメラへの注力
- 高付加価値製品への集中
- 新規事業領域への進出
- 新規ユーザー、特に若年層の拡大に注力
- デジタル化・サービス事業の強化
これらの施策により、ニコンは事業構造の転換を図り、持続的な成長を目指しています。
ニコン (7731) の株価診断
項目 | 数値 | 業界平均 | 評価 |
---|---|---|---|
株価 | 1,549円 | – | – |
PER | 17.9倍 | 15.5倍 | やや割高 |
PBR | 0.76倍 | 1.2倍 | 割安 |
配当利回り | 3.55% | 2.5% | 高い |
時価総額 | 5,444億円 | – | 中型株 |
評価詳細
- PER(株価収益率):
17.9倍と業界平均の15.5倍をやや上回っており、やや割高と評価されます。これは、投資家が将来の成長に期待を寄せていることを示唆していますが、同時に割高感もあるため、注意が必要です。 - PBR(株価純資産倍率):
0.76倍と1倍を下回っており、純資産に対して株価が割安な水準にあることを示しています。長期的な投資機会を提供している可能性がありますが、同時に投資家がニコンの資産価値を十分に評価していない、または将来の成長に対する不確実性を反映している可能性もあります。 - 配当利回り:
3.55%と業界平均の2.5%を大きく上回っています。これは、ニコンが株主還元に積極的な姿勢を示していることを表しており、特に長期投資家にとって魅力的な要素です。 - 時価総額:
5,444億円の時価総額は、日本の株式市場では中型株に分類されます。ニコンの場合、established企業としての安定性と、新規事業への展開による成長性のバランスが取れた投資対象と言えるでしょう。
高配当銘柄としての評価
ニコンは安定した配当を継続しており、高配当銘柄として注目されています。直近5年間の配当推移は以下の通りです:
年度 | 配当金 (円) |
---|---|
2021年3月期 | 40 |
2022年3月期 | 40 |
2023年3月期 | 45 |
2024年3月期 | 50 |
2025年3月期(予想) | 55 |
配当金は着実に増加しており、2025年3月期は55円の配当が予想されています。この増配傾向は、ニコンの財務健全性と株主還元への積極的な姿勢を示しています。
投資金額の計算
毎月10万円の配当収入(税引後)を得るための必要投資額を計算してみましょう。
- 年間必要配当金の計算:
- 月間目標配当収入: 100,000円
- 年間必要配当金: 100,000円 × 12ヶ月 = 1,200,000円
- 税引前の年間必要配当金: 1,200,000円 ÷ 0.8(税引後80%) = 1,500,000円
- 必要株数の計算:
- 2025年3月期の予想配当: 55円
- 必要株数: 1,500,000円 ÷ 55円 = 27,272.72株
- 単元株数(100株)で切り上げ: 27,300株
- 必要投資額の計算:
- 現在の株価: 1,549円 (2024年10月4日時点)
- 必要投資額: 27,300株 × 1,549円 = 42,287,700円
まとめ
ニコンは長い歴史を持つ日本を代表する光学機器メーカーであり、安定した事業基盤を持っています。高い配当利回りと増配傾向から、長期的な配当投資に適した銘柄と言えるでしょう。
しかし、4,229万円という投資額は決して小さくないため、十分なリスク管理と分散投資を心がける必要があります。また、カメラ市場の縮小や新規事業への展開など、ニコンを取り巻く環境の変化にも注目が必要です。
投資を検討する際は、財務状況の詳細分析、事業戦略の理解、業界動向の把握、配当政策の確認、リスク分析、ポートフォリオ全体のバランス、定期的な見直しなどを行うことをお勧めします。
最後に、投資には常にリスクが伴うことを忘れないでください。自己責任の原則に基づき、十分な調査と慎重な判断のもとで投資を行うようにしましょう。
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