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🟢日立製作所、時価総額2位への挑戦:AIブームで躍進する日本の製造業巨人

この記事は 約7 分で読めます。

日立製作所が時価総額ランキングで急上昇し、2位の座を狙う展開に。AIブームによる成長と過去の苦境からの復活、今後の展望を詳細に解説。日本企業トップ10の最新ランキングも掲載。

こんにちは、今でも古巣の日立を愛しているバンコクで修業中です。

新卒で入社以来、13年ほどお世話になりました。まだ若造の私を、ニューヨーク、シンガポール、香港に海外駐在させてくれました。帰国数ヶ月で、当時イケイケのシスコ・システムズに転職するときも暖かく見送ってくれました。外に出たからこそわかる日立の懐の広さ、良い会社だったなと…

ひろこ
ひろこ
日立を辞めると聞いた時は、心配したけど、どうせ止めたって聞きっこないから止めませんでした。海外駐在にまで出してもらったのにと、私の両親は残念がってたのよ。

バンコク:今更言われても、ねえ…

さて、日本の製造業界に新たな風が吹いています。

長年、トヨタ自動車が不動の1位を守り続けてきた日本企業の時価総額ランキングで、日立製作所が急速に順位を上げ、2位の座を狙う展開となっています。AIブームに乗って躍進する日立製作所の姿は、日本のものづくりの未来を示唆しているのかもしれません。今回は、日立製作所の驚異的な成長と、それを支える要因、そして今後の展望について詳しく見ていきましょう。

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日本企業の時価総額ランキング最新動向

2024年10月現在、日本企業の時価総額ランキングが大きく変動しています。特に注目を集めているのが、日立製作所の急上昇です。最新のデータによると、日立製作所は3位に浮上し、2位の座を狙う展開となっています。

以下が、2024年10月4日時点の日本企業時価総額ランキングトップ10です:

順位 企業名 時価総額(百万円) 株価(円)
1位 トヨタ自動車 40,845,837 2,586.0
2位 三菱UFJフィナンシャル・グループ 18,259,812 1,480.0
3位 日立製作所 17,438,137 3,761.0
4位 ソニーグループ 17,274,652 2,767.0
5位 キーエンス 16,803,218 69,090.0
6位 ファーストリテイリング 15,659,653 49,210.0
7位 リクルートホールディングス 14,777,634 8,957.0
8位 日本電信電話 13,437,666 148.4
9位 三菱商事 12,879,733 3,082.0
10位 ソフトバンクグループ 12,845,153 8,561.0

2024年10月現在、日本企業の時価総額ランキングは引き続き変動を見せています。最新のデータによると、トップ3の順位に変動が見られます:

  1. トヨタ自動車:41兆7,856億円
  2. 三菱UFJフィナンシャル・グループ:18兆8,890億円
  3. 日立製作所:18兆1,011億円

特筆すべきは、日立製作所の躍進です。2024年前半の時価総額増加額ランキングでは、トヨタ自動車に次いで2位となり、7兆7,677億円の増加を記録しました。この急成長により、日立製作所はソニーグループを抜いて3位に浮上しています。

また、業種別で見ると、電気機器、銀行業、情報・通信業の企業が上位を占めており、日本経済におけるこれらのセクターの重要性を反映しています。特に、AIやデジタル技術関連の企業の成長が目立ち、日本の産業構造の変化を示唆しています。

この動向は、東京証券取引所(東証)の市場改革や、グローバルな投資環境の変化、そして各企業の事業戦略の成果が反映されたものと考えられます。今後も、技術革新やグローバル競争力の強化が、これらのランキングに大きな影響を与えると予想されます。

日立製作所の躍進

日立製作所の時価総額は、2024年9月26日には一時18.5兆円(約1,280億ドル)まで上昇し、三菱UFJフィナンシャル・グループを抜いて一時的に2位に浮上しました。この急上昇は、年初からの株価上昇によるもので、時価総額はほぼ倍増しています。

AIブームによる成長

日立製作所の株価上昇の背景には、AIブームがあります。特に、AI関連の電力需要増加が日立の送電事業を後押ししています。また、日立はデジタル技術や関連分野での潜在力に対する海外投資家の期待も高まっており、成長期待を示す株価収益率(PER)が米国の大手テクノロジー企業に近づいています。

過去の苦境からの復活

日立製作所の現在の好調は、過去の苦難を乗り越えた結果と言えます。2009年3月期には、リーマンショックの影響で国内製造業最大となる7,873億円の最終赤字を計上しました。この危機を契機に、日立は10年以上にわたる構造改革を実施し、AIストックへの転換を果たしました。

今後の展望

日立製作所は、2024年度までの中期経営計画において、デジタル技術とAIを活用した事業展開をさらに加速させる方針を明確にしています。この計画に基づき、以下の分野に特に注力していきます:

1. Lumadaビジネスの成長

Lumadaは日立のデジタルソリューションプラットフォームであり、2024年度には日立全体の売上の1/3、利益の4割強を占めることを目指しています。具体的には:

  • DX市場の拡大を追い風に、Lumada事業の高成長率を維持
  • 顧客のデジタル化ニーズに応える革新的なソリューションの開発
  • グローバル市場でのLumadaビジネスの拡大

2. 生成AI技術の活用

日立は生成AI技術を積極的に活用し、以下の目標を掲げています:

  • 27万人の従業員の生産性向上
  • 5万人以上の「GenAIプロフェッショナル」の育成
  • 顧客向けAIソリューションの開発と提供

3. 重点投資分野

日立製作所は2024年度以降、以下の分野に投資を集中させる方針です:

  • 半導体製造:測長SEMなどの先端技術開発と後工程向けソリューションの強化
  • バッテリー製造:クリーンエネルギー需要の増加に対応したソリューション開発
  • バイオ関連:ライフサイエンス分野での新たな事業機会の創出

財務目標

2024年度までに達成を目指す主要な財務目標は以下の通りです:

  • 売上成長率(CAGR):5%-7%
  • Adjusted EBITA率:12%
  • EPS成長率(CAGR):10%-14%
  • コアフリーキャッシュフロー(3年累計):1.2兆円
  • ROIC:10%

これらの施策により、日立製作所は持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。特に、デジタルとグリーンの分野でグローバルリーダーとなることを目標に掲げ、社会イノベーション事業を通じて社会課題の解決に貢献していく方針です。

さらに、日立製作所はサステナブル経営を重視し、環境負荷の低減や多様性の推進など、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点からも積極的な取り組みを行っています。これらの取り組みは、長期的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現に寄与すると期待されています。

まとめ

日立製作所は過去の苦境を乗り越え、AIやデジタル技術を活用した事業転換により、急速な成長を遂げています。時価総額ランキングでの2位争いは今後も激しさを増すでしょうが、トヨタ自動車の1位の座は当面揺るがないと予想されます。

日立製作所の今後の展開としては、AI技術の更なる活用、グローバル市場での存在感の拡大、そして環境・社会課題解決への貢献が鍵となるでしょう。特に、生成AI技術の活用は、日立の競争力を大きく高める可能性があります。

投資家や市場関係者は、日立製作所の技術革新と事業戦略の進展を注視し、日本の製造業界における新たなリーダーとしての地位確立を見守ることになりそうです。

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