こんにちは、バンコクで修業中(@lukehide)です。
バフェットさんの集中投資もあり注目を浴びる総合商社業界ですが、双日は7番目の規模です。
管理人の海外営業(日立)時代に、日商岩井(現在の双日)に大変お世話になっていました。結構タフなディールもあったので苦い思い出もありますが、色々とビジネスを教えて頂いて感謝しています。
この記事では、双日株で月10万円の配当収入を得るために必要な投資額や、同社の経営状況、株価の分析などを詳しく解説します。
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配当利回 (%) |
投資金額 (万円) |
年間配当 (円) |
株価 (円) |
JFE (テ) | 7.3% | 2,055万円 | 140 | 1,917 |
マリモリート(テ) | 5.9% | 2,470万円 | 3,713 | 122,300 |
日本たばこ(テ) | 4.7% | 3,200万円 | 194 | 4,122 |
本田技研工業 | 4.8% | 3,247万円 | 68 | 1,472 |
武田薬品 | 4.5% | 3,280万円 | 196 | 4,271 |
双日(2768) | 4.6% | 3,368万円 | 150 | 3,368 |
アステラス | 4.4% | 3,402万円 | 80 | 1,814 |
NEW SBI HD(8473) | 5.0% | 3,462万円 | 150 | 3450 |
ソフトバンク | 4.3% | 3,481万円 | 86 | 1,996 |
INPEX | 4.2% | 3,750万円 | 60 | 2,150 |
三菱HC |
3.9% | 3,930万円 | 40 | 1,047 |
NEW 三菱商事(8058) | 3.7% | 4,135万円 | 100 | 2,746 |
日本郵政 | 3.5% | 4,205万円 | 50 | 1,401 |
NTT | 3.5% | 4,300万円 | 5.2 | 149 |
三井住友FG | 3.6% | 4,450万円 | 330 | 9,664 |
キヤノン | 3.0% | 5,070万円 | 150 | 5,070 |
野村証券 | 2.9% | 5,230万円 | 23 | 801 |
ENEOS | 2.9% | 5,500万円 | 22 | 802 |
トヨタ | 3.0% | 6,861万円 | 240 | 2,745 |
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会社概要
まずは、双日株式会社の基本情報をご紹介しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 双日株式会社 |
証券コード | 2768 |
業種 | 卸売業(総合商社) |
設立 | 2003年4月1日 |
本社所在地 | 東京都千代田区内幸町2-1-1 |
従業員数 | 単体:2,620名、連結:23,069名 |
主な事業内容 | 自動車、航空・社会インフラ、エネルギー・ヘルスケア、金属・資源・リサイクル、化学、生活産業・アグリビジネス、リテール・コンシューマーサービスなど |
双日の歴史と事業展開
双日は、ニチメン株式会社と日商岩井株式会社をルーツに持つ総合商社です。両社の歴史を合わせると160年以上にも及び、日本の近代化と共に歩んできたと言えるでしょう。
2003年に両社が経営統合して誕生した双日は、その後も事業の拡大と効率化を進めてきました。現在は国内外約400社の連結対象会社とともに、世界中で幅広いビジネスを展開しています。
グループ企業の多様性
双日グループの特徴は、その事業領域の広さと多様性にあります。自動車関連事業では、完成車の輸出入や現地生産、部品事業などを手がけています。航空・交通・社会インフラ事業では、航空機や鉄道関連事業、再生可能エネルギー事業などを展開。
さらに、金属・資源分野では鉄鋼製品の取引や非鉄金属事業、化学分野ではメタノールや合成樹脂の取引、食料・アグリビジネス分野では穀物事業や食品流通事業など、実に多岐にわたる事業を手がけています。
この多様性が、双日の安定した業績と高配当を支える基盤となっているのです。
経営状況
次に、双日の経営状況を見ていきましょう。直近の2024年3月期の連結業績は以下の通りです:
項目 | 金額 | 前期比 |
---|---|---|
収益 | 2兆4,146億円 | -2.63% |
親会社の所有者に帰属する当期利益 | 1,007億6,500万円 | -9.42% |
総資産 | 2兆8,868億円 | +8.49% |
親会社の所有者に帰属する持分 | 9,240億7,600万円 | +10.31% |
業績分析
収益と利益は前期比でやや減少していますが、これは世界経済の変動や為替の影響などが要因と考えられます。しかし、総資産や親会社の所有者に帰属する持分は増加しており、財務基盤は引き続き安定していると言えるでしょう。
事業別の状況
双日の事業は多岐にわたりますが、特に注目すべきは以下の分野です:
- 自動車事業:新興国を中心に完成車の輸出や現地生産事業が好調です。
- 航空関連事業:コロナ禍からの回復に伴い、航空機部品や空港運営事業が伸びています。
- 再生可能エネルギー事業:世界的な脱炭素化の流れを受け、太陽光や風力発電事業が拡大しています。
- 金属・資源事業:資源価格の変動はありますが、リサイクル事業など新たな取り組みも進んでいます。
これらの事業の多様性が、双日の安定した収益基盤を支えているのです。
株価診断
2024年10月11日現在の株価情報を詳しく分析してみましょう。
項目 | 双日の数値 | 業界平均 |
---|---|---|
株価 | 3,368円 | – |
時価総額 | 7,585億円 | – |
PER | 6.7倍 | 10.1倍 |
PBR | 0.75倍 | 1.17倍 |
配当利回り | 4.45% | 3.40% |
PER(株価収益率)
PERが6.7倍というのは、業界平均の10.1倍と比較しても非常に低い水準です。これは、双日の株価が現在の収益力に比べて割安に評価されていることを示しています。
この低PERは、投資家にとって魅力的な投資機会を示唆しています。ただし、低PERの理由(例えば、将来の成長性に対する市場の懸念など)についても考慮する必要があります。
PBR(株価純資産倍率)
PBRが0.75倍ということは、株価が1株当たり純資産の75%の水準で取引されているということです。業界平均の1.17倍と比較しても、かなり割安な水準にあると言えます。
ただし、総合商社の場合、保有資産の含み益などが必ずしも簿価に反映されていない可能性もあるため、この数字だけで判断するのは危険です。
配当利回り
4.45%という配当利回りは、業界平均の3.40%を大きく上回っています。これは、双日が株主還元に積極的であることを示しています。
この高配当利回りは、インカムゲインを重視する投資家にとって大きな魅力となっています。
高配当銘柄としての双日
双日は近年、高配当銘柄として注目を集めています。直近5年間の配当状況と配当性向を見てみましょう:
年度 | 配当金(円) | 純利益(億円) | 配当性向(%) |
---|---|---|---|
2021年3月期 | 10 | 1000 | 1.00 |
2022年3月期 | 70 | 920 | 7.61 |
2023年3月期 | 130 | 1100 | 11.82 |
2024年3月期 | 135 | 1007 | 13.41 |
2025年3月期(予想) | 150 | 1200 | 12.50 |
驚異的な増配ペース
2021年3月期から2025年3月期(予想)までの4年間で、配当金は15倍に増加しています。これは驚異的な増配ペースであり、同社の株主還元に対する積極的な姿勢が如実に表れています。
配当性向の推移
配当性向(純利益に対する配当金の割合)も年々上昇しており、2021年3月期の1%から2024年3月期には13.41%まで大幅に上昇しています。これは、株主還元を重視する経営方針の表れと言えるでしょう。
2025年3月期の予想では若干低下していますが、これは純利益の増加を見込んでいるためであり、配当金自体は増加する予想となっています。
今後の配当方針
双日は中期経営計画において、安定的かつ継続的な配当を基本方針としています。さらに、業績の向上に応じて増配を検討するとしており、今後も株主還元の強化が期待できます。
配当金に関する詳細情報は、以下のURLで確認できます:
https://minkabu.jp/stock/2768/dividend
投資金額の計算
それでは、双日株で月10万円の配当収入を得るために必要な投資額を、ステップ・バイ・ステップで計算してみましょう。
Step 1: 年間の目標配当収入を計算
まず、月10万円の配当収入を年間ベースに換算します。
月10万円 × 12ヶ月 = 120万円
Step 2: 税金を考慮した必要配当収入を計算
配当所得には20%の税金がかかります。そのため、税引後で120万円を得るためには、実際にはより多くの配当収入が必要になります。
120万円 ÷ (1 – 0.2) = 150万円
Step 3: 必要な株数を計算
2025年3月期の予想年間配当金は150円です。この配当金をベースに、必要な株数を計算します。
1,500,000円 ÷ 150円 = 10,000株
Step 4: 必要な投資額を計算
現在の株価(3,368円)で、10,000株を購入するために必要な金額を計算します。
10,000株 × 3,368円 = 33,680,000円
投資戦略のアドバイス
双日株への投資を検討する際は、以下のような戦略が考えられます:
- 分散投資:双日株だけでなく、他の業種や資産クラスにも投資することでリスクを軽減します。
- ドルコスト平均法:定期的に一定額を投資することで、株価変動のリスクを平準化します。
- 長期保有:短期的な株価変動に惑わされず、長期的な視点で保有することが重要です。
- 情報収集:双日の決算情報や事業動向、世界経済の状況などを常にチェックします。
- 配当再投資:受け取った配当金を再投資することで、複利効果を得ることができます。
まとめ
双日株は高配当利回りと安定した業績を持つ魅力的な投資先です。月10万円の配当収入を得るには約3,368万円という大きな投資額が必要ですが、同社の積極的な増配姿勢と配当性向の上昇傾向を考えると、将来的にはより少ない投資額で目標を達成できる可能性もあります。
特に、配当性向が2021年3月期の1%から2024年3月期には13.41%まで大幅に上昇していることは、株主還元に対する経営陣の強いコミットメントを示しています。この傾向が続けば、投資家にとってさらに魅力的な銘柄となるでしょう。
また、PERやPBRが業界平均を下回っていることから、現在の株価は割安な水準にあると言えます。これは、将来的な株価上昇の可能性を示唆しています。
最後に、投資は自己責任で行うものであり、専門家のアドバイスを受けることも検討してください。夢の配当金生活の実現に向けて、着実に歩を進めていきましょう。
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