こんにちは、バンコクで修業中(@lukehide)です。
株式投資を始めたばかりの方も、ベテラン投資家の方も、株価分析は常に頭を悩ませる課題ではないでしょうか。
今回は、株価分析に欠かせない20の重要指標を詳しく解説します。これらの指標を理解し、適切に活用することで、あなたの投資判断がより的確になること間違いなしです!
株価分析の基本
株価分析を行う上で、まず押さえておきたいのが基本的な指標です。これらの指標は、企業の現在の状況を把握するのに役立ちます。
1. 株価(Stock Price)
言うまでもありませんが、株価は企業の1株あたりの市場価値を表します。株価の推移を見ることで、その企業に対する市場の評価を知ることができます。
2. 時価総額(Market Capitalization)
時価総額は、企業の発行済み株式数に株価を掛けたものです。企業の規模を示す重要な指標の一つです。
時価総額 = 発行済み株式数 × 株価
3. 出来高(Trading Volume)
出来高は、一定期間内に取引された株式の数を表します。出来高が多いほど、その株式の流動性が高いことを示します。
収益性を見る指標
企業の収益性を評価するための指標も重要です。これらの指標は、企業がどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示します。
4. EPS(Earnings Per Share:1株当たり利益)
EPSは、企業の純利益を発行済み株式数で割ったものです。1株あたりの収益力を示す重要な指標です。
EPS = 純利益 ÷ 発行済み株式数
5. ROE(Return On Equity:自己資本利益率)
ROEは、企業が株主資本をどれだけ効率的に利益に変換しているかを示す指標です。一般的に、ROEが高いほど収益性が高いと評価されます。
ROE = 純利益 ÷ 株主資本 × 100
6. ROA(Return On Assets:総資産利益率)
ROAは、企業が総資産をどれだけ効率的に利益に変換しているかを示す指標です。
ROA = 純利益 ÷ 総資産 × 100
企業価値を評価する指標
企業の価値を評価するための指標も、投資判断には欠かせません。これらの指標は、企業の株価が割安か割高かを判断する際に役立ちます。
7. PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)
PERは、株価をEPSで割ったものです。企業の株価が収益力に対して割高か割安かを判断する際によく使われます。
PER = 株価 ÷ EPS
一般的に、PERが低いほど割安と考えられますが、業種や成長性によって適正なPERは異なります。
8. PBR(Price Book-value Ratio:株価純資産倍率)
PBRは、株価を1株当たり純資産で割ったものです。企業の資産価値に対して株価が割高か割安かを判断する指標です。
PBR = 株価 ÷ 1株当たり純資産
9. 配当利回り(Dividend Yield)
配当利回りは、1株当たりの年間配当金を株価で割ったものです。株主還元の指標として重要です。
配当利回り = 1株当たり年間配当金 ÷ 株価 × 100
成長性を見る指標
企業の将来性を評価するためには、成長性を示す指標も重要です。
10. 売上高成長率(Sales Growth Rate)
売上高成長率は、前年度と比較して売上高がどれだけ増加したかを示す指標です。
売上高成長率 = (当期売上高 - 前期売上高) ÷ 前期売上高 × 100
11. 利益成長率(Profit Growth Rate)
利益成長率は、前年度と比較して純利益がどれだけ増加したかを示す指標です。
利益成長率 = (当期純利益 - 前期純利益) ÷ 前期純利益 × 100
財務健全性を見る指標
企業の財務状態の健全性を評価するための指標も重要です。これらの指標は、企業の長期的な存続可能性を判断する際に役立ちます。
12. 自己資本比率(Equity Ratio)
自己資本比率は、総資産に占める自己資本の割合を示す指標です。この比率が高いほど、財務的に安定していると言えます。
自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資産 × 100
13. 流動比率(Current Ratio)
流動比率は、流動負債に対する流動資産の割合を示す指標です。短期的な支払能力を評価する際に使用されます。
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
14. D/Eレシオ(Debt-to-Equity Ratio:負債資本倍率)
D/Eレシオは、自己資本に対する負債の割合を示す指標です。この比率が低いほど、財務レバレッジが低く、財務リスクが小さいと言えます。
D/Eレシオ = 負債総額 ÷ 自己資本
業界特有の指標
業界によっては、その業界特有の指標が重要になる場合があります。
15. 銀行業:不良債権比率
銀行業では、不良債権比率が重要な指標の一つです。この比率が低いほど、銀行の資産の質が高いと言えます。
不良債権比率 = 不良債権額 ÷ 総貸出金 × 100
16. 小売業:既存店売上高成長率
小売業では、既存店売上高成長率が重要な指標です。新規出店の影響を除いた、既存店舗の売上高の成長率を示します。
既存店売上高成長率 = (当期既存店売上高 - 前期既存店売上高) ÷ 前期既存店売上高 × 100
17. 不動産業:NOI利回り
不動産業では、NOI利回りが重要な指標の一つです。物件の運営収益を示す指標です。
NOI利回り = NOI ÷ 物件価格 × 100
テクニカル分析の指標
最後に、株価のチャート分析に用いられるテクニカル指標も紹介します。
18. 移動平均線(Moving Average)
移動平均線は、一定期間の株価の平均値を結んだ線です。短期と長期の移動平均線のクロスなどが、売買のタイミングを判断する際に使用されます。
19. RSI(Relative Strength Index:相対力指数)
RSIは、一定期間の値上がり幅と値下がり幅の比率から算出される指標です。0から100の間の数値で表され、一般的に70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎと判断されます。
20. ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、上下に標準偏差の倍数を加減した3本の線で構成されます。株価のボラティリティ(変動性)を視覚的に表現する指標です。
まとめ
以上、株価分析に役立つ20の指標を紹介しました。これらの指標を適切に組み合わせて活用することで、より精度の高い投資判断が可能になります。ただし、これらの指標はあくまでも判断材料の一部であり、企業の将来性や経営戦略、業界動向なども含めた総合的な判断が重要です。
投資は自己責任で行うものですが、これらの指標を理解し、適切に活用することで、より賢明な投資判断ができるようになるでしょう。
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