こんにちは、バンコクで修業中(@lukehide)です。
「高配当で安定した配当金生活を実現できる銘柄はないかな?」
このような声をよく耳にします。
今回は、そんな投資家の皆様に、とっておきの優良銘柄をご紹介したいと思います。
それが、日本を代表する保険持株会社、東京海上ホールディングス(8766)です。
この企業の魅力をひと言で表現すると:
- 配当利回り3.11%という魅力的な高配当
- 5期連続増配で、配当額は5年で2.1倍に成長
- 時価総額10兆円超の安定した事業基盤
- ROE15.8%という高い収益性
特筆すべきは、2025年3月期の予想配当が162円と、前期比で31.7%増という大幅な増配を予定していることです。
配当金生活を目指す投資家にとって、まさに理想的な投資先と言えるでしょう。
では、なぜ東京海上HDがそれほど魅力的なのか?
配当金生活を実現するために必要な投資額はいくらなのか?
会社概要
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 東京海上ホールディングス |
証券コード | 8766 |
業種 | 保険業 |
時価総額 | 10兆9,680億円 |
上場市場 | 東証プライム |
東京海上HDは、1879年の創業以来、140年以上の歴史を持つ日本最古の保険会社です。国内損害保険市場でトップシェアを誇り、グローバルにも事業を展開しています。
経営状況
項目 | 2024年3月期 | 2025年3月期(予想) |
---|---|---|
売上高 | 74,246億円 | - |
経常利益 | 8,425億円 | 12,400億円 |
当期純利益 | 6,958億円 | 8,800億円 |
1株当たり利益 | 351.6円 | 455.0円 |
業績は極めて好調で、2025年3月期は経常利益で前期比47.2%増、純利益で26.5%増を見込んでいます。
株価診断
現在の株価指標(2025年1月20日現在、株価5,237円)は以下の通りです:
指標 | 数値 | 業界平均 | 評価 |
---|---|---|---|
PER | 11.5倍 | 13.2倍 | 業界平均を下回り割安な水準 |
PBR | 2.02倍 | 1.85倍 | 資産価値に対してやや割高だが許容範囲 |
ROE | 15.80% | 12.5% | 業界平均を大きく上回る高水準 |
時価総額 | 10兆9,680億円 | – | 国内損保業界トップクラス |
株価推移の分析
- 52週高値:6,679円(2024年7月)
- 52週安値:3,538円
- 年初来の推移:年初3,499円から現在5,237円まで約49.7%上昇
テクニカル分析
- 直近1ヶ月のボラティリティは比較的低く、5,200円~5,700円のレンジ内で推移
- 25日移動平均線を維持しており、中期的な上昇トレンドを継続
投資指標の総合評価
- PERが業界平均を下回っており、収益性に対して割安な水準
- ROEの高さは効率的な経営を示唆
- 株価は年初来で大幅上昇も、業績拡大に支えられた妥当な上昇
株主還元分析
配当状況の推移
過去5年間の配当推移:
決算期 | 年間配当 | 前年比 |
---|---|---|
2021年3月期 | 78.3円 | +4.4% |
2022年3月期 | 85円 | +8.6% |
2023年3月期 | 100円 | +17.6% |
2024年3月期 | 123円 | +23.0% |
2025年3月期(予) | 162円 | +31.7% |
株主還元指標の分析
項目 | 数値 | 業界平均 | 評価 |
---|---|---|---|
配当利回り | 3.11% | 2.5% | 業界平均を上回る魅力的な水準 |
配当性向 | 34.98% | 40% | 安定的な配当余力あり |
DOE | 3.2% | 2.8% | 資本効率の高さを示す |
連続増配期数 | 5期 | - | 着実な増配実績 |
株主還元方針の特徴
- 配当を株主還元の基本とし、利益成長に応じて持続的に増加
- 配当性向は修正純利益の40%以上を目標
- 中長期的にはグローバルピア水準(50%程度)を目指す
- 自己株式取得も機動的に実施
配当成長性の評価
- 直近5年間の年平均配当増加率:約17%
- 2020年3月期から2025年3月期までの5年間で配当額は2.1倍に増加
- 業績拡大を背景とした持続的な増配が期待できる
株主還元の詳細分析
配当政策の特徴
東京海上HDの配当政策には、以下の特徴があります:
1. 配当方針
- 配当性向は35~40%を目標として設定
- 中期的には配当性向50%への引き上げを検討
- 安定配当を基本としつつ、業績に応じた増配を実施
2. 総還元方針
- 株主還元総額は修正純利益の50%を目処
- 配当と自己株式取得を組み合わせた柔軟な還元
- グローバル水準を意識した還元強化
3. 自己株式取得
- 2024年度は1,000億円規模の自己株取得を実施
- 資本効率の向上と株主還元の強化を両立
- 機動的な実施により株主価値の向上を図る
株主還元指標の詳細分析
指標 | 東京海上HD | 業界平均 | 評価 |
---|---|---|---|
配当利回り | 3.11% | 2.5% | 業界トップクラスの高水準 |
配当性向 | 34.98% | 40% | 今後の増配余地を示唆 |
DOE | 3.2% | 2.8% | 資本に対する還元率が高い |
総還元性向 | 52.3% | 45% | 自己株取得を含め積極的 |
業界平均の配当利回り2.5%と比較して、東京海上HDの3.11%という配当利回りは、投資家にとって非常に魅力的な水準を維持しています。
今後の株主還元方針
1. 中期的な方針
- グローバルピア並みの還元水準を目指す
- 配当の安定性と成長性の両立
- 株主価値の持続的な向上を追求
2. 具体的な施策
- 継続的な増配による配当額の引き上げ
- 機動的な自己株式取得の実施
- 資本効率を意識した還元強化
月10万円の配当収入を得るための投資計画
ステップ1:年間必要配当収入の計算
- 月10万円 × 12ヶ月 = 年間120万円
ステップ2:必要株数の計算
- 2025年3月期予想配当:162円/株
- 必要株数:1,200,000円 ÷ 162円 = 7,408株(切り上げ)
ステップ3:必要投資額の計算
- 現在株価:5,237円
- 必要投資額:5,237円 × 7,408株 = 38,797,696円(約3,880万円)
投資のリスクと注意点
市場リスク
- 金利変動による影響
- 自然災害による保険金支払いリスク
- 為替変動リスク(海外事業展開)
投資戦略のアドバイス
- 積立投資の活用
- 毎月定額での購入で平均取得単価を抑制
- 市場変動リスクの分散が可能
- 株価変動への対応
- 配当再投資による複利効果の活用
- 長期保有による値上がり益の期待
まとめ:投資価値の総合評価
東京海上HDは以下の点で魅力的な投資先といえます:
- 安定した事業基盤
- 国内損保市場でのトップシェア
- グローバルな事業展開
- 堅実な財務体質
- 高いROE
- 安定した収益構造
- 積極的な株主還元
- 継続的な増配
- 自己株式取得の実施
月10万円の配当収入には約3,880万円という大きな投資額が必要ですが、以下の方法で現実的なアプローチが可能です:
- 長期的な積立投資
- 配当再投資による複利効果の活用
- 値上がり益も考慮した総合的な運用
東京海上HDは、安定性と成長性を兼ね備えた優良銘柄として、長期投資の有力候補といえるでしょう。
配当収入を目指す投資家にとって、
- 安定した配当
- 増配期待
- 高い配当利回り
という三拍子揃った投資対象です。
着実な積立投資を行いながら、
将来の配当生活を目指す銘柄として、
強くお勧めできる一社といえるでしょう。
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クリックで記事へ 👇 | 配当利回 (%) | 投資金額 (万円) | 年間配当 (円) | 株価 (円) |
JFE (テ) | 7.3% | 2,055万円 | 140 | 1,917 |
マリモリート(テ) | 5.9% | 2,470万円 | 3,713 | 122,300 |
日本たばこ(テ) | 4.7% | 3,200万円 | 194 | 4,122 |
本田技研工業 | 4.8% | 3,247万円 | 68 | 1,472 |
武田薬品 | 4.5% | 3,280万円 | 196 | 4,271 |
双日(2768) | 4.6% | 3,368万円 | 150 | 3,368 |
アステラス | 4.4% | 3,402万円 | 80 | 1,814 |
NEW SBI HD(8473) | 5.0% | 3,462万円 | 150 | 3450 |
ソフトバンク | 4.3% | 3,481万円 | 86 | 1,996 |
INPEX | 4.2% | 3,750万円 | 60 | 2,150 |
三菱HC | 3.9% | 3,930万円 | 40 | 1,047 |
NEW 三菱商事(8058) | 3.7% | 4,135万円 | 100 | 2,746 |
日本郵政 | 3.5% | 4,205万円 | 50 | 1,401 |
NTT | 3.5% | 4,300万円 | 5.2 | 149 |
三井住友FG | 3.6% | 4,450万円 | 330 | 9,664 |
キヤノン | 3.0% | 5,070万円 | 150 | 5,070 |
野村証券 | 2.9% | 5,230万円 | 23 | 801 |
ENEOS | 2.9% | 5,500万円 | 22 | 802 |
トヨタ | 3.0% | 6,861万円 | 240 | 2,745 |
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