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みずほFG(8411):4期連続増配で配当利回り3.68%!メガバンクの雄が見せる株主還元の本気度

この記事は 約8 分で読めます。

みずほFG(8411)の投資分析:4期連続増配と16年ぶりの自社株買いで株主還元を強化。配当利回り3.68%、PBR0.94倍の割安な株価水準。月10万円の配当収入を目指す投資プランや、業績動向、財務状況、株価指標を徹底解説。メガバンクの雄が見せる株主還元の本気度を探る。

こんにちは、バンコクで修業中(@lukehide)です。

「高配当銘柄として注目を集めるメガバンク」

4期連続の増配予想に加え、16年ぶりとなる1,000億円規模の自社株買いを発表。株主還元を強化する姿勢を鮮明に打ち出したみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)。
2025年1月現在、同社の株価は3,906円。PBRは1倍を割り込む0.94倍と割安な水準にあり、予想配当利回りは3.68%と魅力的な水準を維持しています。
国内有数の顧客基盤を持つメガバンクの一角として、約2,400万の個人口座と国内上場企業の約50%との取引を有する同社。デジタル戦略の強化やグローバル展開の推進により、さらなる成長が期待されています。
今回は、みずほFGの投資価値について、業績動向、株主還元、バリュエーションなど、様々な角度から詳しく分析していきましょう。

トラリピ世界戦略

会社概要

みずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行という3つの銀行を母体として誕生した金融持株会社です。渋沢栄一が設立した第一国立銀行にまで遡る歴史を持ち、日本の金融界を代表する存在として成長を続けています。

項目 内容
商号 株式会社みずほフィナンシャルグループ
設立 2003年1月8日
本社所在地 東京都千代田区大手町1-5-5
資本金 2兆2,567億円
従業員数 連結52,307人
発行済株式数 2,539,249,894株

経営状況と業績

みずほFGの2024年度上期の業績は、市場環境の改善と顧客部門の好調により、堅調な推移を見せています。

業績ハイライト

項目 金額 前年同期比 特記事項
連結業務純益 6,966億円 +25% 顧客部門が牽引
親会社株主純利益 5,661億円 +36.2% 5期連続増益
ROE 8.9% +1.6% 収益性改善
総資産 255兆円 +3.2% 資産規模拡大

部門別実績

顧客部門:

  • リテール・事業法人部門が増益
  • 大企業・金融・公共法人部門も堅調

市場部門:

  • 金利収益が改善
  • トレーディング収益も増加

財務健全性

  • 自己資本比率:12.89%(国際統一基準)
  • 不良債権比率:0.82%(業界平均を下回る水準)

株主還元の詳細分析

みずほFGは「累進的な配当を基本とし、自己株式取得は機動的に実施」という株主還元方針を掲げ、配当性向40%を目安に配当を決定しています。

配当の推移と予想

年度 中間配当 期末配当 年間配当 前年比
2023年3月期 42.5円 42.5円 85.0円 +5円
2024年3月期 50.0円 55.0円 105.0円 +20円
2025年3月期(予想) 57.5円 57.5円 115.0円 +10円

株主還元の特徴

1. 4期連続増配:

  • 2023年3月期:85円(前期比+5円)
  • 2024年3月期:105円(前期比+20円)
  • 2025年3月期:115円予想(前期比+10円)

2. 16年ぶりの自社株買い実施:

  • 取得上限額:1,000億円
  • 取得株数上限:5,000万株
  • 取得期間:2024年11月15日~2025年2月28日

配当指標分析

  • 配当利回り:3.68%(現在株価3,906円ベース)
  • 配当性向:39.9%(2025年3月期予想)
  • 累進的な配当政策により、安定的な株主還元を実現

株価指標の分析

みずほFGの株価指標は、2025年1月時点で以下のように分析されます。

PER(株価収益率)分析

指標 みずほFG 銀行業界平均 評価
PER(予想) 12.3倍 6.6倍 やや割高
1株当たり利益(予想) 323.5円

予想PERは12.3倍と、銀行業界平均の6.6倍を上回っています。これは市場が同社の成長性や収益力を高く評価している表れといえます。

PBR(株価純資産倍率)分析

指標 みずほFG 理論株価 評価
PBR 0.94倍 3,552円 割安圏
BPS(実績) 4,214円

PBRが1倍を下回る0.94倍という水準は、純資産に対して株価が割安であることを示しています。理論株価(PBR基準)は3,552円となっており、現在の株価水準には上値余地があると考えられます。

アナリスト評価

  • 強気買い:2人
  • 買い:5人
  • 中立:5人
  • 売り:0人
  • 強気売り:0人

証券アナリストの平均目標株価は4,150円で、現在の株価からさらに6.24%の上昇余地があると予想されています。

投資指標まとめ

指標 数値 評価
時価総額 101,037億円 大型株
ROE(実績) 7.01% 安定的
自己資本比率 3.6% 業界標準
配当利回り(予想) 3.68% 高配当

月10万円の配当収入を得るための投資プラン

みずほFGの株式で月10万円(税引後)の配当収入を実現するために必要な投資額を、ステップバイステップで計算してみましょう。

必要投資額の計算

1. 年間必要配当金額(税引前)の計算:

  • 月額目標:100,000円
  • 年間換算:100,000円 × 12ヶ月 = 1,200,000円
  • 税引前換算(配当所得税率20%考慮):1,200,000円 ÷ 0.8 = 1,500,000円

2. 必要株数の計算:

  • 1株当たり配当金:115円(2025年3月期予想)
  • 必要株数:1,500,000円 ÷ 115円 = 13,044株(端数切り上げ)

3. 必要投資額の計算:

  • 現在の株価:3,906円(2025年1月20日時点)
  • 必要投資額:13,044株 × 3,906円 = 50,949,864円

つまり、約5,095万円の投資が必要となります。

現実的な投資プラン

この金額を一度に投資することは難しいため、以下のような長期投資プランを提案します:

  • 毎月の積立額:15万円
  • 想定年間リターン:5%(配当+値上がり益)
  • 目標達成までの期間:約20年

投資判断

みずほFGの投資価値を、以下の観点から多角的に分析します。

投資の強み

1. 堅固な事業基盤

  • 国内有数の顧客基盤(約2,400万口座)
  • 法人取引シェア約50%の強固な事業基盤
  • グローバルネットワークの活用による収益機会の多様化

2. 好調な業績推移

  • 連結業務純益:前年同期比+25%の6,966億円
  • ROE:8.9%まで改善(前年同期比+1.6%)
  • 5期連続増益を達成中

3. 積極的な株主還元策

  • 4期連続の増配実施
  • 16年ぶりの自社株買い(1,000億円規模)
  • 配当性向40%目標を維持
  • 配当利回り3.68%の高配当

バリュエーション分析

1. 割安性の検証

  • PBR:0.94倍(純資産価値を下回る水準)
  • PER:12.3倍(銀行セクター平均は6.6倍)
  • 時価総額:約10兆円(適正な規模)

2. 収益性指標

  • ROE:7.01%(業界平均を上回る)
  • 自己資本比率:12.89%(健全な財務体質)
  • 不良債権比率:0.82%(低水準を維持)

リスク要因

1. 外部環境リスク

  • 金利環境の変動
  • 国際金融市場の不安定性
  • 規制強化の可能性

2. 事業リスク

  • デジタル化への対応コスト
  • 競合他社との競争激化
  • システム投資の負担

投資推奨

以下の理由から、「買い推奨」と判断します:

1. 投資妙味

  • 割安な株価水準(PBR 1倍割れ)
  • 高い配当利回り(3.68%)
  • 積極的な株主還元姿勢

2. 成長性

  • デジタル戦略の強化
  • グローバル展開の推進
  • 収益構造の多様化

3. 安定性

  • 健全な財務体質
  • 安定した顧客基盤
  • 堅実な経営方針

まとめ

みずほFGは、安定した収益基盤と積極的な株主還元姿勢を持つ優良銘柄です。特に、4期連続増配と16年ぶりの自社株買い実施は、経営陣の株主還元に対する強いコミットメントを示しています。
PBRが1倍を下回る水準にあることから、バリュエーション面での投資妙味も高く、長期投資の対象として十分な魅力を有する銘柄といえるでしょう。
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配当利回
(%)
投資金額
(万円)
年間配当
(円)
株価
(円)
JFE (テ) 7.3% 2,055万円 140 1,917
マリモリート(テ) 5.9% 2,470万円 3,713 122,300
日本たばこ(テ) 4.7% 3,200万円 194 4,122
本田技研工業 4.8% 3,247万円 68 1,472
武田薬品 4.5% 3,280万円 196 4,271
双日(2768) 4.6% 3,368万円 150 3,368
アステラス 4.4% 3,402万円 80 1,814
NEW SBI HD(8473) 5.0% 3,462万円 150 3450
ソフトバンク 4.3% 3,481万円 86 1,996
 INPEX 4.2% 3,750万円   60  2,150
三菱HC
3.9% 3,930万円 40 1,047
NEW 三菱商事(8058) 3.7% 4,135万円 100 2,746
日本郵政 3.5% 4,205万円 50 1,401
NTT 3.5% 4,300万円 5.2 149
三井住友FG 3.6% 4,450万円 330 9,664
キヤノン 3.0% 5,070万円 150 5,070
野村証券 2.9% 5,230万円 23 801
ENEOS 2.9% 5,500万円 22 802
トヨタ 3.0% 6,861万円 240 2,745
【注意】株価や配当金は調査した時点です。

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◆2017年、家族持ちFIRE
◆資産:米ドル、投資信託、FX、BTC
◆不動産:横浜とバンコクに持ち家
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