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必見!海外駐在してわかった(3)実際に採用したバンコク現地採用 募集要項の見方を教えるよ

この記事は約8分で読めます。

『海外転職する、現地採用されるのは簡単』です。
日本である程度の実績を上げて、ある程度の英語ができて、自分に少し自信があって、など入社するのはそれほど難しくはないです。
でも、そこは海外です。
海外には外国の文化、ルールがあり、それに従う必要があります。

記事を書いている管理人のプロフィール

新卒から13年間、日立で海外営業に従事。
私は、新卒で日立製作所の子会社に就職し、日立の海外事業部で金融機関向けのトレーディングシステムの輸出営業に携わりました。
その後、業務の一環として、ニューヨーク、シンガポール、香港に海外駐在し、海外でのマネジメント経験を積んできました。

海外駐在帰国直後に外資系転職し15年間勤務。
海外駐在からの帰国の直後に米国のネットワーク機器最大手のシスコシステムズ(株)に転職し、以降、ドイツのERP最大手SAPジャパン、米国のBI最大手のSAS Institute Japan Ltd.等に勤務し、以降は営業部門のマネージャ、統括部長、そして、日本支社の代表も歴任しました。

最後は海外転職し、タイでも採用を経験。
海外で仕事する夢は途切れず、2017年からタイ王国バンコクの日系企業に日系ITセールスマネージャーとして海外転職し、アカウント・マネージャの採用業務も経験しました。

Linkedin公開プロフィール:

海外転職したい皆様へ

  • 海外転職したいけど、採用の条件とか知りたい…
  • 海外転職したいけど、福利厚生とかはどうなの?
  • 海外転職したいけど、どんな経歴が求められるの?
  • 海外転職したいけど、どんな職場環境なの?

といった疑問をお持ちの方に向けて書いています。

実際の募集要項・採用条件

人材紹介会社に採用を依頼した実際の「Job Dscription(募集要項)」を掲載し、詳細を説明します。

実際の募集要項・採用条件は以下の通りです。

A. Company information

A-1. Company Name; XXXXXX
A-2. Business; Sales of IT Hardware/Software/Service & solution

B. Job Description

B-1. Job Title; Japanese IT Sales Account Manager

B-2. Job details;

2-1. Developing IT product/service/solution business into existing accounts on Japanese market in Thailand to archieve
goals and objectives.
2-2. Developing the strategic sales-marketing plan to strength and expand both existing and new IT
product/service/solution business into Japanese market to achieve goals and objectives for short term and 3-years plan.
2-3. Build and maintain strong business relationship, full commitment and a mutual trust and drive new business
expansion into Japanese accounts.
2-5. Report line; Director(Thai)-Manager(Japanese)-Account Sales(He/She)

B-3. Requirement;

B-3-1. Must have(minimum requirement)

3-1-1. Minimum 1-3 years of IT sales experience (Does not matter H/W, S/W and/or Solution) in Japanese
3-1-2. Minimum 2-5 years of B2B(Business to Business) sales experience in Japanese
3-1-3. Minimum TOEIC 600 or equivalent
3-1-4. He/She must be self-starter, active learner, logical thinker and self motivated.

B-3-2. Nice to have(consider plus)

3-2-1. Ability to communicate in Thai
3-2-2. Working/Studying abroad
3-2-3. Working experience with foreigners and/or in Non-Japanese company
3-2-4. Knowledge of Project management and consultation methodology

C. Conditions;

C-1. Employment; permanent
C-2. Probation period; 119 days under Thai law
C-3. Business hour; Monday to Friday, 08:00-16:30
C-4. Salary; THB XX,000 up(included Tax)
C-5. Incentive; Every 3 months
C-6. Bonus; Every year(One month guarantee)
C-7. Medical allowance; THB XX0,000 per year
C-8. Provident Fund; YES
C-9. Annual Leave; 10 days up(No Annual Leave in the first 12 months)

A. Company information

会社情報です。

実際にはより詳細な情報、住所、勤務場所、従業員数、創立年などが書いてありますが、ここでは割愛しています。

B. Job Description

本題の募集要項ですね。

B-1. Job Title; Japanese IT Sales Account Manager

一般的に、「Account Manger」は部下を持たない、Single Contributor、担当です。

B-2. Job details;

詳細は、割愛します。海外転職ご希望の方であれば、ご自身でお見込んでください。

2-5. Report line; Director(Thai)-Manager(Japanese)-Account Sales(He/She)

ここ重要です。

Report  Lineは、指揮命令系統と誰があなたを評価するのかが判ります。

一般的には、ここまで書きませんが、この様に事前に公開されている様な企業を探すことをおススメします。入ってから、話が違うというのを避ける為にも。

B-3. Requirement;

求められるスキルや経験が記されています。

一般的には、必至要件と有ればプラスの様な要件提示になります。

B-3-1. Must have(minimum requirement)

必須要件の項目では、「○○業界での経験3年以上」、「B2B営業経験3年以上」、「TOEIC600点以上」などの要件が記されます。

B-3-2. Nice to have(consider plus)

ここでは、「持っていれば採用検討の際にプラスに働く、無くても問題ない」というような要件が提示されます。

例えば、「タイ語を話せればBetter」「海外での勤務経験あればBetter」などです。

C. Conditions;

この項目では、勤務の条件や福利厚生などが記されます。

C-1. Employment; permanent

正社員、契約社員、期間契約社員等。ここでは、Permanent :正社員です。

C-2. Probation period; 119 days under Thai law

タイの法律では、試用期間は最長119日まで設定する事が可能です。それよりも短い設定が可能ですが、多くは最長の119日間です。

C-3. Business hour; Monday to Friday, 08:00-16:30

タイの一般的なビジネスアワーは、日本と同じ09:00-17:00ですが、工場などは始業が8時やもう少し早い場合も有ります。そのぶん、就業時間も前倒しになります。

渋滞のひどいバンコクでは、早目の就業はありがたいです。

C-4. Salary; THB XX,000 up(included Tax)

給与に関しては、また、別途詳細に説明する予定ですが、5万バーツ以上、10万バーツ以下が一般的です。職種や職責によるのは日本と同じです。

C-5. Incentive; Every 3 months

営業は、インセンティブ・プログラムが標準です。

タイ人の場合は、定額サラリー:インセンティブが20% vs 80%など日本と比較して厳しい設定です。その代り、達成すれば大きくお金を得られます。

C-6. Bonus; Every year(One month guarantee)

アジアでは、13カ月分(毎月12か月+ボーナス1か月)保証が一般的です。支給月は、その会社の絞めの月によります。12月〆の会社は、翌年2月に支給など。

C-7. Medical allowance; THB XX0,000 per year

「健康保険」福利厚生の手厚さを測る重要な指標です。

医療費が高額なタイでは、貧乏人は医者に掛かれません。

ちなみに、私の会社は、年間15万バーツが活用できる良い会社です。

C-8. Provident Fund; YES

「退職金積立金」も福利厚生の手厚さを測る重要な指標です。

社員の積立金と同額を会社が負担し、そのお金をプロのファンドに委託します。

各個人の自由意思で、給与の15%まで積み立てが可能です。これは、法律上15%まで設定が可能ですが、企業によります。%をあげれば、企業の福利厚生費用が上がってしますので、中小企業では採用さえしてないです。

但し、企業によって勤務期間により支給率を設定しています。

  • 1年未満:会社からの積立金額の0%支給
  • 2年未満:20%
  • 3年未満:40%
  • 4年未満:60%
  • 5年未満:80%
  • 5年以上:100%

※401Kの様に、転職先が採用していれば継続が可能です。

ちなみに、私の会社はMaxの15%まで積み立てを許可しています。

まとめ

  • 給与や条件は、職種や職責によるが、担当者レベルは5万バーツ以上10万バーツ以下が一般的
  • 健康保険・退職金積立金の有無は重要な指標
  • 福利厚生を明記しない(できない)企業が多いので、確認は必須