フィリピンのドゥテルテ大統領が『接種を受けるか逮捕か』と発言し人権団体が非難。
効果に疑問のシノバック、シンガポールでは接種数から除外、依存する国もまだ多数…
国名 | 一般接種 開始時期 |
在留邦人への対応 | 有料 無料 |
シンガポール | 2020年 12月 |
日本人を含む外国人の長期滞在ビザ保有 者、永住権者は接種対象。 | 無料 |
タイ | 2021年 02月 |
タイに居住する全ての接種希望者は、国籍に関係なく、ワクチンの提供を受けることが可能。 | 選択制 |
マレーシア | 2021年 02月 |
マレーシア在住者を対象 | 無料 |
インドネシア | 2021年 01月 |
5月28日、在住外国人も対象と発表(下記参照) | 無料 |
フィリピン | 2021年 03月 |
フィリピン政府は、合法な在留資格を 持つ外国人について、フィリピンのワクチン接種制 度の下でワクチンの接種を受けられる対象とし、希望者は地方行政機関 (LGUs)での登録が必要。 | 無料 |
ベトナム | 2021年 03月 |
現時点で、邦人含む居住外国人のワクチン接種に関して、政府から公式の発表はされていない。 | 不明 |
東南アジアの接種義務化傾向とシノバックの扱い
国名 | 義務 任意 |
中国シノバック製ワクチン |
シンガポール | 任意 | ・ファイザーとモデルナのワクチンを使用中 ・シノバック製ワクチン接種数を統計から除外 |
タイ | 任意 | ファイザー、モデルナの調達遅れ、アストラゼネカの国内生産も遅れ、シノバックを追加調達 |
マレーシア | 義務化 検討中 |
※政府の調達計画(3月12時時点) ファイザー:3,200万回分 アストラゼネカ:1,280万回分 シノバック:1,200万回分 カンシノ:350万回分 スプートニク:640万回分 |
インドネシア | 義務化 | デルタ株の感染爆発で短期で調達可能なシノバックへの依存度高い
※2022年までの政府の調達計画(2月18日閣僚発言) |
フィリピン | 大統領 強要 |
5月30日時点でのワクチン調達状況は以下(すでにフィリピン へ納入が完了したもののみを記載)。 ①シノバック 550万回分 ②アストラゼネカ(COVAX)255万6,000回分 ③スプートニクV 8万回 ④ファイザー 19万3,050回分 |
ベトナム | 任意 | 現時点で、シノバックへの依存度は低いが、調達状況によりシノバック製の輸入も増える可能性。 : (1)アストラゼネカ: ①ベトナム・ワクチン社が3,000万回分の購入契約済み。2月 24日に第1弾(11万7,600回分)が到着。 ②COVAXファシリティにより3,890万回分を調達予定。第1弾 (81万1,200回分)が4月1日に到着。5月16日に第2弾(168 万2,400回分)が到着。 (2)ファイザー: 3,100万回分の購入を契約済み。 (3)SPUTNIK V: 2021年以内に2,000万回分の調達で合意。 (4)シノファーム: 6月3日に緊急使用承認。 (5)その他: モデルナ、ジョンソン・エンド・ジョンソンとも交渉。 |
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最新のデータ、情報はお住まいの国の日本国大使館等にご確認ください。
ワクチン接種、新興国で義務化の動き 感染抑制狙い
記事引用先:日経新聞
新興国で新型コロナウイルスワクチンの接種を義務化する動きが広がり始めた。新興国では接種ペースが先進国に比べて遅く、感染が再び拡大している。強制力がある措置で感染を抑え込む狙いだが、ワクチンの供給面の不安や、政府に対する新興国の国民の不信感の強さが接種加速の試みに影を落としている。
:新興国ではワクチン接種が大きく遅れており、感染力の強いインド型(デルタ株)の流入も相まって感染の急拡大を招いている。インドネシアは7日、1日の新規感染者が3万4379人、死者が1040人とともに過去最高を更新した。ロシアも新規感染が2万人を超える日が続く。接種義務化の動きの背景にはこのままでは感染を抑制できず、経済再開のメドがたたなくなるとの危機感がある。
ただ、接種率の低迷はワクチンの確保の遅れも要因となっており、義務化してもただちに接種ペースが伸びるかは不透明だ。東南アジアではマレーシアやカンボジアなどでも義務化の検討が進むが、各国は接種に使用するワクチンを外国製に依存しており、調達に時間がかかる。
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接種を強制すれば、思想信条などの理由で忌避する人の権利を不当に制限する恐れもある。人権意識が高い先進国では義務化は見送られている。新興国でもハードルは低くない。フィリピンでもドゥテルテ大統領が6月21日「接種を受けるか逮捕、勾留かを選択することになる」と発言した際には、市民や人権団体から批判の声が上がった。
中国ワクチン接種者、2回目はアストラ製 タイ政府方針
記事引用先:日経新聞
タイのアヌティン保健相は12日、新型コロナウイルスワクチンについて、1回目に中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製を接種した人に対し、2回目は英アストラゼネカ製を使用する方針を明らかにした。シノバック製を2回接種した人の感染が相次いでいるためだ。
タイは主に自国生産するアストラゼネカ製と、中国から輸入するシノバック製を使用している。国内でインド型(デルタ型)などの変異ウイルスが広がっている中で、シノバック製を2回接種した医療従事者約600人の感染が判明したため方針を改めた。
シノバック製を2回接種済みの医療従事者にアストラゼネカ製や米ファイザー製を追加接種することも決めた。アヌティン氏は「(ワクチンの混合接種により)質の高い免疫をつくることができる」と述べた。
首都バンコクなどでは医療体制が逼迫しており、感染者の自宅療養を認める方針も決めた。これまでは無症状の人も含めて、感染者全員に入院を義務づけていた。タイの12日時点の累計感染者数は約34万5000人で、このうち約32万人が国内で変異ウイルスが見つかった4月以降に確認された。
シノバック製ワクチン2回接種のタイ医療従事者600人超がコロナ感染
記事引用先:Reuter
タイ保健省は11日、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンを2回接種した医療従事者600人余りが、これまでに新型コロナに感染したと発表した。
4月から7月までのデータによると、シノバック製ワクチンを2回接種した医療従事者は合計67万7348人で、このうち618人が感染。看護師1人が死亡し、もう1人は重症になっている。
保健省の報道官は、専門家でつくる委員会がリスクを抱える医療従事者の免疫力を高めるために3回目の接種を行うよう勧告したと述べた。
2月以降にワクチンを接種したタイの医療従事者や社会インフラの現場労働者の大半には、シノバック製ワクチンが使われている。
英アストラゼネカ製ワクチンが入ってきたのは6月で、今月終盤には米国からファイザー/ビオンテック製ワクチン150万回分も到着する見通しという。
シンガポール、シノバックのコロナワクチンを接種統計から除外
記事引用先:朝日新聞
当局は声明で「接種数の統計は、政府の予防接種プログラムに基づいて接種した人のみを反映している」と説明。
現時点では、シンガポール政府による接種数統計には、米モデルナ、および米ファイザーと独ビオンテック/コミナティのワクチンを接種した人のみを含んでいる。シノバックの「コロナバック」は含まれておらず、同社からのデータ待ちの状態にある。
ベトナムに中国製ワクチン到着 ASEANすべてが調達
記事引用先:日経新聞
中国政府がベトナムに提供する新型コロナウイルスワクチンが20日、首都ハノイのノイバイ国際空港に到着した。ワクチンは中国医薬集団(シノファーム)製で50万回分だ。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国すべてが中国製ワクチンを調達したことになる。
ベトナムへのワクチンの到着は国営メディアが報じた。ベトナムは中国と南シナ海の領有権問題などを抱えており、ASEANで唯一、中国からワクチンの供給を受けていなかった。シノファーム製のワクチンはベトナムに居住する中国人や、ビジネスで中国に就労する人など向けに接種されるという。これまでは主に英アストラゼネカ製が使われてきた。
管理人のつぶやき
特に、シノバック製しか選択肢がない状況での義務化は人権無視も甚だしい。
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一日も早く、自由に海外に往来できる日が来ることを、心より祈っております。それまでは、ご安全に💚
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◆日本人のタイ入国は?
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