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バフェット銘柄|シェブロン(CVX):37年連続増配、配当貴族4.56%

この記事は 約8 分で読めます。

シェブロン(CVX)株:37年連続増配の配当貴族を徹底分析。4.56%の高配当利回り、カザフスタンでの新規油田生産開始、バフェット注目の理由を解説。2025年の株価予測とエネルギー業界巨人の長期投資価値を探る。

こんにちは、バンコクで修業中(@lukehide)です。

ウォーレン・バフェットが愛する銘柄、シェブロン(CVX)。

エネルギー業界の巨人として知られるこの企業は、長期投資家の注目を集め続けています。2025年2月17日現在、アナリストの多くが「買い」の判断を下し、その将来性に期待を寄せています。バフェットの慧眼が見抜いた投資価値とは何か。そして、シェブロンは今後どのような成長を遂げていくのでしょうか。

シェブロンの魅力は、安定した配当政策と割安な株価評価にあります。2025年3月10日に支払われる四半期配当は1株あたり1.71ドルに増額され、年間配当は6.84ドルとなります。この配当利回りは約4.56%と、過去5年間の平均4.23%を上回る魅力的な水準です。さらに、37年連続で増配を続けているという事実は、同社の株主還元への強いコミットメントを示しています。

一方で、シェブロンは単なる高配当銘柄ではありません。同社は原油・天然ガスの探査から生産、精製、販売まで、エネルギー産業の全領域で事業を展開しています。この統合された事業モデルにより、エネルギー市場の変動に柔軟に対応できる強みを持っています。

では、シェブロンの投資価値を詳細に分析し、バフェットが見出した長期投資の魅力を探っていきましょう。

トラリピ世界戦略

会社概要

シェブロンは、1879年に設立された歴史ある企業です。現在の社名になったのは2005年で、以前はChevronTexaco Corporationとして知られていました。

項目詳細
英文社名Chevron Corporation
設立年1879年(法人化は1926年)
本社所在地カリフォルニア州サンラモン
CEOMichael K. Wirth
従業員数45,600人
事業内容原油・天然ガスの探査、開発、生産、輸送、精製、販売

シェブロンの事業は、上流部門と下流部門に大別されます。上流部門では、原油・天然ガスの探査から生産、LNGの処理まで幅広く手がけています。下流部門では、石油製品の精製、販売、さらには再生可能燃料の製造販売も行っています。

この統合された事業モデルにより、シェブロンはエネルギー市場の変動に柔軟に対応できる強みを持っています。

経営状況

シェブロンの直近の経営状況を見てみましょう。

項目数値
売上高不明(最新データなし)
純利益36,010百万ドル
ROE16.9%
営業利益率40.7%

シェブロンは安定した収益性を示しています。特に40.7%という高い営業利益率は、効率的な経営を物語っています。ROEも16.9%と、株主資本を効率よく利益に転換できていることがわかります。

株価診断

現在のシェブロンの株価と主要指標を見てみましょう。

項目数値
株価155.34ドル
時価総額2,801億ドル
PER16.04倍
PBR1.8倍
ROE16.9%
配当利回り4.39%

シェブロンの株価は、業界平均と比較してやや高めの評価を受けています。PERは16.04倍で、エネルギーセクターの平均よりも高く、投資家がシェブロンの将来性に期待していることを示唆しています。

PBRは1.8倍で、純資産以上の評価を市場から得ています。これは、シェブロンのブランド力や技術力、市場シェアなどの無形資産が評価されているためと考えられます。

ROEは16.9%と高く、効率的な経営が行われていることを示しています。これは投資家にとって魅力的な指標です。

配当利回りは4.39%と、市場平均を上回る魅力的な水準です。2025年3月10日に支払われる四半期配当は1株あたり1.71ドルに増額され、年間配当は6.84ドルとなります。

アナリストの評価も好意的です。2025年2月17日時点で、アナリストのコンセンサスは「買い」となっています。内訳は、強気買い8人、買い10人、中立7人となっています。

また、過去5年間の平均利回り4.23%を基準にすると、適正株価は161.70ドルとなり、現在の株価より約4.1%の上昇余地があると考えられます。さらに、アナリストの平均目標株価は174.43ドルで、現在の株価から11.9%の上昇余地があると予想されています。

一方で、リスク要因も存在します。一株当たり売上高の減少や相対的に低いアルトマンZスコアなど、懸念材料も存在します。また、原油価格の変動、地政学的緊張、環境規制の強化などの外部要因によるリスクも考慮する必要があります。

総合的に見ると、シェブロンの株価は現在割安と評価でき、長期投資家にとって魅力的な選択肢となっています。ただし、エネルギー市場の変動や環境規制の強化などのリスク要因にも注意が必要です。

株主還元

シェブロンの株主還元策は、長期的な株主価値の創出と財務の健全性のバランスを取りながら、積極的に展開されています。以下にその特徴を詳しく見ていきましょう。

1. 配当政策

  • 2025年3月10日に支払われる四半期配当は1株あたり1.71ドルに増額され、年間配当は6.84ドルとなります。
  • 現在の株価に対する配当利回りは約4.59%で、過去5年間の平均4.23%を上回っています。
  • 37年連続で増配を続けており、株主還元への強いコミットメントを示しています。

2. 自社株買い

  • 配当と並ぶ重要な株主還元策として積極的に実施しています。
  • 2023年には、配当と自社株買いを合わせた株主還元額が過去最高を記録しました。

3. 財務状況との関連

  • 2024年第4四半期のフリーキャッシュフロー(FCF)は87億ドルで、前年同期比で約29.8%減少しました。
  • しかし、配当支払い総額は118億ドルであり、増配後も121.7億ドルと、FCF内で十分に賄える水準にあります。

4. 業界比較

欧米の石油大手5社(BP、シェブロン、エクソンモービル、シェル、トタルエナジーズ)の2023年の株主還元額は合計1110億ドルで過去最高を記録しました。

5. 今後の方針

  • シェブロンは株主に「魅力的な還元を確実に実行する」ことに重点を置いています。
  • ただし、FCFの減少が続けば、今後の自社株買いのペースを調整する可能性もあります。

シェブロンの株主還元策は、業界トップクラスの水準を維持しつつ、財務の健全性と将来の成長投資とのバランスを取る方針が見て取れます。投資家にとっては、安定した配当収入と潜在的な株価上昇の両面から魅力的な投資対象と言えるでしょう。

投資判断

シェブロンは、以下の理由から長期投資に値する銘柄だと考えられます:

  1. 安定した事業モデルと高い収益性
  2. 強固な財務体質
  3. 魅力的な配当利回り
  4. エネルギー転換への対応力

ただし、原油価格の変動や環境規制の強化など、外部要因によるリスクも存在します。これらを考慮しつつ、長期的な視点で投資を検討することをお勧めします。

参考情報:配当金生活シミュレーション

毎月1,000ドルの配当金(年間12,000ドル)を得るための投資金額を計算してみましょう。

  • 現在の株価:155.34ドル
  • 年間配当金:6.3ドル

必要な株数 = 12,000ドル ÷ 6.3ドル ≈ 1,905株
必要な投資金額 = 1,905株 × 155.34ドル ≈ 295,922ドル

約29.6万ドル(約4,400万円)の投資で、毎月1,000ドルの配当収入が得られる計算になります。

まとめ

シェブロン(CVX)は、エネルギー業界の巨人として、長期投資の観点から魅力的な銘柄と言えます。

  1. 配当:
    2025年3月10日支払いの四半期配当は1株あたり1.71ドルに増額され、年間配当は6.84ドルとなります。現在の株価に対する配当利回りは約4.59%で、過去5年間の平均4.23%を上回っています。
  2. 財務状況:
    2024年第4四半期のフリーキャッシュフローは前年同期比29.8%減の87億ドルでしたが、配当支払い総額を十分にカバーしています。
  3. バリュエーション:
    現在の株価は割安と評価されています。過去5年平均の配当利回りを基準にすると、適正株価は161.70ドルとなり、約8.4%の上昇余地があります。
  4. アナリスト評価:
    2025年2月17日時点で、アナリストのコンセンサスは「買い」です。強気買い8人、買い10人、中立7人となっています。
  5. リスク:
    一株当たり売上高の減少や相対的に低いアルトマンZスコアなど、懸念材料も存在します。
  6. 投資戦略:
    配当収益を狙う戦略やオプション戦略の活用が有効と考えられます。

シェブロンは安定した配当政策と割安な株価評価から、長期投資家にとって魅力的な選択肢となっています。ただし、エネルギー市場の変動や環境規制の強化などのリスク要因にも注意が必要です。

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◆不動産:横浜とバンコクに持ち家
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