ブルームバーグ社が、社会経済への打撃を抑えつつコロナ対応を評価した、53カ国のランキング。
下位5カ国はインドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン。
ブルームバーグは、経済、金融情報の配信、通信社、放送事業を手がけるアメリカ合衆国の大手総合情報サービス会社で、本社はニューヨークにあります。
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管理人は現役時代、金融企業向けの情報機器をニューヨーク、ロンドン、シンガポール、香港に輸出していたこともあり、その関係でロンドンを除く、NYC, SGR, HKGに海外駐在してきました。その間、金融企業のトレーディング・ルームを席巻していたのが、ブルームバーグです。
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その会社のCEOが、第108代のニューヨーク市長に君臨した『マイケル・ブルームバーグ』その人です。
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その時代から思いれがあり、絶大な信頼を寄せいているブルームバーグが、金融工学を駆使して世界中の国のデータを集めているのだろうと推測します。
Bloombergが毎月まとめる「Covidレジリエンスランキング」では9月も、欧州諸国が引き続き上位を占めました。 https://t.co/LkElpFAKT1 pic.twitter.com/B9Jsp2D2eZ
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) September 29, 2021
COVID耐性ランキングとは?
COVID耐性ランキングは、どの国・地域が社会・経済への打撃を最小限に抑えながら最も効果的に対応できているかを示す月ごとのスナップショットだ。感染抑制や医療の質、ワクチン接種率、死亡率、渡航再開・国境閉鎖緩和の進展度合いなど12のデータ指標に基づいて、新型コロナに立ち向かう世界の53の国・地域を比較している。
皆さんのお住まいの国は、何位でしょうか?
評価の内容などもありますので、ご覧ください。
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ちなみに、日本は4ランクアップの29位でした。
デルタで学ぶウイルスと共存の道-コロナ時代の安全な国ランキング
ブルームバーグ:2021年9月28日
アイルランド1位:躍進を支えたのは欧州全域で取られる戦略
アイルランドの驚異的な躍進をもたらしたのは、欧州全域で採用されている戦略だ。夏の旅行シーズンがデルタ株の流行と重なったにもかかわらず、アイルランドやスペイン、オランダ、フィンランドなどは隔離なしの入国をワクチン接種完了者を対象に認める動きを先駆けて始め、重症化と死亡者数を低く抑え続けた。ワクチン接種を済ませれば自由に動けるようになったことで、接種率は世界最高クラスに達した。アイルランドでは2回の接種を終えた成人の割合が90%を超え、安全に社会活動を再開することができた。
米国は3ランク下げ28位:ワクチン接種に関わらず経済活動を正常化
日本は米国に次ぐ29位と、4段階順位を上げた。
ランキング1位〜53位
アジアの各国は?
9月も東南アジア諸国がランキングの下位を占めた。下位5カ国はインドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン。この地域の感染はピークを付けた可能性もあるが、輸出主導の経済への打撃は大きい。
一時はウイルス封じ込めの優等生ともてはやされたアジア太平洋地域は、ワクチンの時代に乗り遅れた。デルタ株の強い感染力の中では厳しい制限措置も効果が薄れたほか、実質的な国境閉鎖が長期に及んでいるかつての上位占有国・地域は経済をいかに再開させるかという問題に苦しんでいる。
優等生ニュージーランド・シンガポールは?
昨年11月のランキング開始時1位のニュージーランドは38位と、8月からさらに9段階も順位を落とした。同国では感染ゼロが数カ月続いた後、デルタ株侵入を受けて都市や地方によって、さまざまなレベルのロックダウン(都市封鎖)が実施されている。ワクチン接種率の向上に取り組みつつ、コロナ根絶を目指している。
シンガポールは「感染ゼロ」戦略からワクチン接種で経済を再開させる方向に舵を切りつつあるが、感染拡大で一部制限措置の再導入を余儀なくされ、11段階後退して今月は19位。
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管理人のつぶやき
日本では、世界的にみても『安心・安全』な国と自画自賛し、オリンピックの開催など決行してきましたが、世界に目を移すと決して安全な部類ではないことがわかります。
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ブルームバーグという一企業の評価ではありますが、多彩な評価基軸で番付されている事を真摯に受け取ってみてはいかがでしょうか、岸田新総裁!
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