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ゲリラ的に祝日でも円買い介入実施:日銀による円買い介入のプロセス

この記事は 約5 分で読めます。

こんにちは、神田財務官退任の報に涙する バンコクで修業中(@lukehide)です。

米国の6月のCPIで悪い数値が出ることをわかっていたかのように、政府・日銀による円買い介入オペレーションが実施されたと言われています。

政府・日銀が、11日に3兆円超の円買い介入を行ったとの推計が市場で出ている。日銀が12日に公表した16日の当座預金残高予想が民間予測から大きく乖離(かいり)しており、11日夜のドル/円急落の背景に介入があったことが示唆された。

3兆円超の為替介入か、11日夜の円急騰 日銀当預予想が示唆
政府・日銀が、11日に3兆円超の円買い介入を行ったとの推計が市場で出ている。日銀が12日に公表した16日の当座預金残高予想が民間予測から大きく乖離(かいり)しており、11日夜のドル/円急落の背景に介入があったことが示唆された。

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しかしながら、神田財務官の手腕たるや、なんて素晴らしいんでしょう♪

マーケットが弱気になるのに漬け込んでぶっ込んでくるとは!

更に、7月15日『海の日』でマーケットが薄商いのなか『神田砲』を打ち込んでくるのでは?と囁かれています。

事実、7月12日金曜にはユーロのレートチェックを行なっており、やる気満々な様子が伺えます。

バンコク
バンコク

過去には、ユーロでの介入実績がないことからも異例の措置と言われており、これも神田財務官の置き土産か。

12日午前の東京外国為替市場で、円が対ユーロで短時間のうちに急速に値を上げた。日銀が金融機関に相場水準を聞く「レートチェック」を実施したと一部メディアが報じた。円は前日のニューヨーク市場で対ドルでも急騰し、日本の当局が為替介入をしたとの憶測が広がったことから、市場は疑心暗鬼になっている 

円が対ユーロで急騰、レートチェックか 対ドルも不安定=東京外為市場
12日午前の東京外国為替市場で、円が対ユーロで短時間のうちに急速に値を上げた。日銀が金融機関に相場水準を聞く「レートチェック」を実施したと一部メディアが報じた。円は前日のニューヨーク市場で対ドルでも急騰し、日本の当局が為替介入をしたとの憶測...

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連日報道される、政府・日銀による円買い介入について、その舞台裏のプロセスをみていきます。

為替介入は複雑な手続きを経て行われるため、その全容を理解することは簡単ではありません。

しかし、このブログ記事を通じて、一緒に勉強していきましょう!

 

トラリピ世界戦略

為替介入とは

まず、為替介入の定義から確認しましょう。

為替介入とは、通貨当局が為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ることを目的に、外国為替市場で通貨間の売買を行うことです。

日本では、これを正式に「外国為替平衡操作」と呼んでいます。

介入の決定プロセス

1. 情報収集と分析:日本銀行は、為替市場に関する情報を毎日財務省に報告します。

2. 財務大臣の判断:財務大臣が為替介入の必要性を判断します。この判断には、為替相場の変動要因やマーケット情報が考慮されます。

3. 指示の発出:財務大臣が介入を決定すると、日本銀行に対して具体的な指示が出されます。

介入の実施

1. 資金の準備:介入には円やドルなどの資金が必要です。これらは財務省所管の外国為替資金特別会計(外為特会)から調達されます。

2. 実際の介入:日本銀行が財務大臣の代理人として、外国為替市場で通貨の売買を行います。

3. 24時間対応:必要に応じて、海外の通貨当局に介入を委託することもあります(委託介入)。これにより、24時間体制での介入が可能となります。

介入の種類と方法

1. ドル売り・円買い介入:円安が進行している場合に実施されます。外為特会の保有するドル資金を売却して、円を買い入れます。

2. ドル買い・円売り介入:円高に対応する場合に行われます。政府短期証券(FB)を発行して円資金を調達し、これを売却してドルを買い入れます。

バンコク
バンコク

現在は超円安ですので『ドル売り・円買い介入』オペレーションが実施されています。

介入後の対応

1. 結果の公表:財務省は、月次で「外国為替平衡操作の実施状況」を公表します。ただし、個別の介入については即時の公表を行わない「覆面介入」も存在します。

2. 効果の分析:介入後は、その効果を分析し、必要に応じて追加の措置を検討します。

 

最近の動向

2024年4月末から5月初めにかけて、大規模な円買い介入が行われたとされています。

財務省の発表によると、4月26日から5月29日までの間に約9兆7,785億円規模の外国為替平衡操作が実施されました。

これは過去最大規模の介入であり、市場に大きな影響を与えました。

バンコク
バンコク

連休中の為替介入には驚きました。神田財務官には、ゴールデンウィークなんて文字はないんでしょうね…

まとめ

為替介入は、通貨の安定を図るための重要なツールですが、その効果は一時的なものに留まる可能性が高いことも認識しておく必要があります。

また、介入の決定から実施までのプロセスは非常に迅速に行われ、市場の動向に即座に対応できる体制が整えられています。

為替相場は様々な要因によって変動するため、介入だけでなく、金融政策や経済政策全体を通じた総合的なアプローチが重要です。

今後も政府・日銀の動向に注目していく必要がありそうです。

皆さんはどう思われますか?

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◆2017年、家族持ちFIRE
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