タイのプラユット首相は2日、日本とタイの両政府が新型コロナウイルスの感染拡大防止で導入した入国規制の緩和に向けた交渉を始めるとの報道について「非常にうれしく思うが、適切な措置が必要なため2国間で議論する」と述べた。
タイは新規感染者数が減少しているものの、第2波を警戒して慎重に判断する考えを示したものだ。
タイ外務省は5月28日、タイに設立されている外国人商工会議所向けに、入国手続きの申請条件と手順などを通知した。同国への入国については、3月26日の非常事態令第9条(非常事態時に取り得る措置)に基づく決定(第1号)(2020年3月30日記事参照)により、企業関係者に関しては、有効な労働許可証を有する者、もしくはタイ政府から国内での就労を認められた者のいずれかのみの入国を許可しているが、今回の通知はそれら該当者向けのガイドラインとなる。
バンコク日本人商工会議所ウェブサイトに掲載された通知のポイントは以下のとおり。
- 出国前の少なくとも10営業日前までに、タイ大使館もしくは総領事館に「タイ入国許可証」(2020年4月15日記事参照)の申請を行うこと。その際、(1)労働許可証、もしくは労働省などタイ政府機関からのタイ国内での就労を許可するレターの写し、(2)新型コロナウイルスを含むタイ国内での全ての医療費をカバーする10万ドル以上の旅行保険の2つの書類を提示すること(注)。
- 上記申請はタイ大使館・総領事館からタイ外務省に転送され、承認後、タイ大使館・総領事館から「タイ入国許可証」と適切なビザが発給される。
- 出国カウンターでは、(1)タイ入国許可証、(2)大使館・総領事館で入手した宣誓書(署名済みのもの)、(3)出発前72時間以内に出された健康証明書(Fit-to-Fly)、(4)10万ドル以上の旅行保険の4つの書類を提出し、航空券の発券を受ける。
- 入国後、全ての外国人は政府の指定した代替政府検疫施設(Alternative State Quarantine:ASQ)で、自己負担のかたちで14日間の検疫措置を受ける必要がある。
今回の通知では、申請についてはタイ投資委員会(BOI)や労働省と外務省が協議を行い、緊急性および経済的重要性に鑑み、ケース・バイ・ケースで検討することが記載されている。
(注)10万ドルの保険付保については、タイ民間航空公社(CAAT)が3月26日に出したアナウンスメントの中の必要書類からは削除されている(2020年3月30日記事参照)。
国内での新規感染者ゼロの日が増え、制限の緩和もフェーズ3。海外からの飛行禁止も6月末まで。ただし、入国許可の開始日は明確ではなく、健康証明書の入手困難などの課題山積み…
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しかし、5月30日時点で、日本政府は再発の恐れもあり、信頼性の低い検査のデータをもとに『陰性証明書』を出すとは確約していない。
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現時点でタイ政府の要求する英文の『健康証明書』を発効する手段がないということは、この条件がある限り、日本人はタイに入国できないことになる…
5月30日現在、日本人がタイ入国に必要な手続き
- タイ王国での労働許可証(ワークパーミット)
- 在日大使館発行の『タイ王国入国許可証』
- 健康証明書(英文):出発の72時間以内に新型コロナ陰性を証明
- 医療保険証券:10万米ドル相当を補償する医療保険
- 14日間の検疫:タイ政府の指定する施設において自己負担で隔離
◆タイのコロナ◆労働許可証保持者の入国に『タイ王国入国許可書』追加
◆タイのコロナ◆3月21日からタイ入国に英文の健康証明書+保険証券
タイの新型コロナ新規感染者数推移:5月30日
▼#タイ 保健省(5月30日)
1人の感染確認(合計3077人)
死者数は計57人(+0) 2961人が退院帰国者1人、(隔離施設)国内感染なし
▼過去1週間の新規感染者数
5月24日 +0人
5月25日 +2人
5月26日 +3人
5月27日 +9人
5月28日 +11人
5月29日 +11人
5月30日 +1人 pic.twitter.com/RymM4yBHnn— Makoto SASAKI (@SasakiFNN) May 30, 2020
外国人はケースバイケースで入国を許可される
記事引用先:The Nation Thailand
Foreigners allowed to enter Thailand on case-by-case basis
Under phase 3 of the lockdown relaxation, foreigners with work permits or permission from the Labour Ministry or other government agencies will be allowed to enter the country after registration, the Foreign Ministry announced on Friday (May 29).
The Foreign Ministry has informed Thailand’s foreign chambers of commerce about the relaxation. Eligible foreign nationals are invited to submit applications at Thai Embassies in their countries. They must have health insurance and a health certificate. They will also be subject to 14- quarantine on entry to Thailand, either in a state facility or in a private facility at their own cost.
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◆日本人のタイ入国は?
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