タイの仏教徒は人口の94%を占め、普段の生活の中にも深く浸透している。
特に、明るい来世のために徳を積む『タンブン』が重要です。
【Q】タンブンとは?
タンブンと言う言葉は広義には人や動物を助けたりする行為が含まれるが、狭義には寺院や僧への寄付のことになる。タンブンの観念は輪廻転生の思想が影響している。生まれ変わることを前提としているタイの仏教思想においては低いとされている身分や動物、地獄に生まれ変わることはブン(徳)が足りないからだと説明され、現在金持ちなのは前世のブンが多いからと説明される。
【Q】タイの仏教は日本とは違うの?
仏教は、一般に、初期仏教・部派仏教・大乗仏教に分類される[8]。部派仏教とは、初期仏教教団の根本分裂によって上座部と大衆部が生じ、これがさらに分派して多くの部派が分立した時代の仏教を総称するために明治期の日本で使われ始めた仏教学用語である[9]。今日の南方諸国に伝わる仏教は「上座部」(テーラヴァーダ)の名をもって自ら任じており、部派仏教時代の仏教の末裔とされる[10][注釈 3]。
近代以降に上座部仏教と呼ばれるようになった仏教の源流はスリランカの上座部である(他の部派は消滅)[12]。歴史上、スリランカ上座部には三つの派が存在したが、そのうちの大寺派がタイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス等の諸国にも伝わって今も存続している[13]。
「上座」 (thera) とはサンガ内で尊敬される比丘のことで、「長老」とも漢訳される[14][注釈 4]。 東アジア、チベット、ベトナムへ伝わった大乗仏教(北伝仏教)とは異なる歴史経過をたどった。小乗仏教と呼ばれることもあるが、南伝仏教側の自称ではなく、そのように呼称するのは不適切とされる[16][注釈 5]。
【Q】会社にお坊さんを招いてタンブンすると聞いたけど、本当?
はい、本当です。
これは、管理人が以前勤務していた会社で、僧侶をお招きしてのタンブンの風景です。
従業員にとっては会社からタンブンのチャンスを与えられたと皆さん、喜んで参加します♪♪♪
【Q】タイでは一般人も出家すると聞いたけど、本当?
タイにおいては、仏教徒の男子はすべて出家するのが社会的に望ましいとされており、出家行為が社会的に奨励される傾向にある。出家するための条件としては男子で20歳以上、宗教的な罪がないことを前提としている。ちなみに、出家の要因として主に以下のことが挙げられるであろう。
- 成人するため。
- ブンを両親に献上するため。
- 宗教的な行為を通して良い仏教徒になる。
- 罪の消去(刑務所を出てから一時期間、僧になる習慣がある)。
- 配偶者及び家族の死去で、支えてくれる家族がいない。
- 教育を受けるため。
【Q】タイの洞窟で遭難したサッカー少年達も出家したって、本当ですか?
管理人のお気に入りの高田さんが記事を書いているので、ご覧ください。
タイの洞窟遭難騒動の少年たちが「出家」した理由と、その驚くべき「効能」
タイ北部の洞窟で6月下旬から7月にかけ世界中の注目を集めたサッカー少年らの遭難事故は、残念ながら救助側にひとりの犠牲者を出したものの、最小限の被害で解決した。
その後少年らの体調も回復したのだが、遭難した少年とコーチ13人のうち12人が出家して、寺院にて短期修行に入った。
タイにおける「出家」の意味
タイは仏教徒が国民の94%とされ、一般的な生活にも仏教の教えが根づいている。特に、徳を積むことを「タンブン」といい、タイ人はタンブンを大切にする。
「出家」すれば刑務所を逃れることも!?
人生の節目、家族の不幸(例えば身内の病死や老衰など)、自身の不運、罪の償い、供養などだ。今回の少年らの出家は供養といった事情が当てはまる。タイにおいては出家すればいろいろなことが許される傾向にあり、この少年らの出家はタイでは称賛されている。
管理人のつぶやき
タンブンするとお坊さんから祝福(お経)を受けます。これがタイの日常なんだなと感心させられます。
:
また『タンブン』が一体何なのかも知らない時に参加した『会社でのタンブン』も貴重な経験でした。
⭕️クリックで応援お願いします👉ブログ村
コメント