そもそもデルタ株はなぜ感染力が強いの?効果はあるの?ワクチンは重症化を防げるの?
アストラゼネカのワクチン接種後の副反応や血栓との関係も気になる…
タイでは、ようやく、在留邦人への無料ワクチン接種が始まりました。
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先日、ワクチン接種よりもテニスを選んだ、バンコクの友人Kさんからワクチン接種の報告がありました。
- ワクチン:アストラゼネカ
- 接種場所:バンスー駅@バンコク郊外
- 代金:無料
- 次回:10月17日(初回:7月25日)
接種会場
接種待ち
予約を取って行ったので良かったみたいです。激混みでしたからね。
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副反応が心配とのことだったので、調べてみました!
【Q】そもそも、なぜデルタ株の感染力が強いの?重症化しやすいの?
詳しいことはまだわかっていません。シンガポールの国立感染症センターや保健省の分析では、デルタ株の感染者は、従来のウイルス株への感染者に比べ、ウイルスの排出量が多く、またウイルスの排出期間も長い傾向があったそうです。
また、シンガポール国立感染症センターの比較分析では、デルタ株への感染者は、従来株(アルファ株登場前の株)への感染者に比べ、酸素補給や集中治療室での治療が必要になったり、死亡したりするリスクが4.9倍高かったそうです。
ただし重症化率や死亡率などについては、医療が十分に提供できなくなる医療崩壊が起きているかどうかなど、さまざまな要因によって変化します。このため、すべてがウイルスの性質によるとは限りません。世界保健機関(WHO)は、入院率が従来株より高い可能性はあるが、まだ科学的にきちんと証明されたわけではないとしています。
【Q】デルタ株に対し、ワクチンは効くのでしょうか?
ワクチンの効果が無くなるわけではありません。WHOは、デルタ株を含め現時点で見つかっている変異株についても、既存のワクチンがもつ重症化を防ぐ効果は維持されているとしています。
どちらも2回の接種を終了した後、入院が必要になるほど重症化するのを防ぐ効果は、アルファ株に対してもデルタ株に対してもほぼ同等だったそうです。アルファ株に対するワクチンの重症化予防効果は従来株とほぼ同等だとみられています。
具体的には、ファイザー社製は2回接種終了後の重症化予防効果はアルファ株で95%、デルタ株で96%でした。アストラゼネカ社製は、アルファ株は86%、デルタ株は92%でした。
一方、感染後に症状が出るのを防ぐ効果は、デルタ株では低下傾向がみられました。とくにその傾向が顕著だったのは、2回必要な接種のうち1回しか終えていない段階での効果です。
ファイザー社製ワクチンでは、アルファ株に対しては、1回目接種終了後でも49.2%の効果があったのに対し、デルタ株では33.2%の効果しかありませんでした。アストラゼネカ社製では、1回目終了後はアルファ株で51.4%、デルタ株で32.9%でした。
【Q】アストラゼネカのワクチンとは?
イギリスの製薬大手、アストラゼネカは、オックスフォード大学と共同でワクチンを開発し、2021年1月からイギリスなどで接種が始まりました。
ウイルスベクターワクチン
このワクチンはウイルスベクターワクチンという種類で、ウイルスの表面にあるスパイクと呼ばれる突起部分のたんぱく質を作る遺伝子を無害な別のウイルスに組み込み、そのウイルスごと投与します。
すると、人の細胞に無害なウイルスが感染して、新型コロナウイルスのものと同じスパイクたんぱく質が作られるようになり、それを受けて免疫の働きで抗体が作られます。
実際のウイルスは使っておらず、ワクチンを接種することで新型コロナウイルスに感染することはありません。
接種方法、回数
副反応は?
▼疲労が1回目の接種後は49.6%、2回目の接種後は26.8%、
▼頭痛が1回目の接種後は48.6%、2回目の接種後は26.7%、
▼筋肉痛が1回目の接種後は40.3%、2回目の接種後は18.9%、
▼38度以上の発熱が1回目の接種後は7.1%、2回目の接種後は1.2%などとなっています。
血栓との関係
このワクチンをめぐって2021年3月、EU=ヨーロッパ連合の医薬品規制当局などから接種後に血の塊、「血栓」などが確認されたケースが報告され、ドイツやフランスなどヨーロッパ各国で予防的な措置として一時、接種を見合わせるなどの動きが出ました。
2021年4月7日に公表されたEMA=ヨーロッパ医薬品庁の調査結果によりますと、接種後に血栓が起きたケースの多くは接種から2週間以内の60歳未満の女性で報告されているということです。
ワクチンの免疫反応が関係している可能性はあるものの極めてまれなため、新型コロナウイルスに感染するリスクを考えると接種する利益のほうが上回るとしています。
また、イギリスの規制当局は、2021年5月12日までにイギリス国内でこのワクチンを1回接種した人が2390万人、2回接種した人は900万人いてこのうち、血小板の減少を伴う血栓症になったのが309人、そして56人が死亡したと報告しています。
血栓が起きる頻度は接種100万回あたり、12点3回だとしています。
血栓は若い世代の方が頻度が高く、イギリス政府は2021年4月7日、30歳未満に対しては別のワクチンの接種を勧めると発表し、その後、2021年5月7日には予防的な措置として、対象を10歳引き上げて40歳未満には他社のワクチンの接種を勧めると発表しました。
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管理人のつぶやき
まずは、アストラゼネカの第一回接種が完了して安心しました。
Kさんはとても社交的なので、多くの人と接する機会がい多いので…
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一日も早く、自由に海外に往来できる日が来ることを、心より祈っております。
それまでは、ご安全に💚
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