こんにちは、かつて日本が国際競争力首位の時代に海外営業をしていた バンコクで修業中(@lukehide)です。
最近ネットでは、日本円が『世界最安通貨』などと呼ばれています。
実態として、2024年上半期の名目実効為替相場(NEER)を比較すると、日本円は主要通貨の中で最も大きな下落を示しました:
- 日本円:8.7%下落
- トルコリラ:7.8%下落
- アルゼンチンペソ:5.6%下落
この期間、日本円はトルコリラやアルゼンチンペソよりも大きな下落率を示しており、64カ国中最悪のパフォーマンスでした。
日本円の競争力は目に見えて落ちているのは明らかです。
先日、尊敬する野口悠紀雄さんの気になる記事を見つけました。
競争力を失っているのは、日本円だけじゃなかったと…
記事では、スイスのビジネススクールIMDが発表した2024年の世界競争力ランキングで、日本は38位という過去最低の順位を記録したというのです。
かつて4年連続で首位を誇った日本が、なぜここまで転落してしまったのでしょうか…
日本の競争力低下の主な要因
1. 経営者の国際経験不足
日本の凋落の根本的な原因として、上級管理者の国際経験が乏しいことが挙げられています。
グローバル化が進む世界経済の中で、日本の経営者たちは変化に機敏に対応できていないのが現状です。
2. アジャイルな対応力の欠如
IMD教授の一條和生氏は、日本の経営者に「アジャイルな力」が欠如していると指摘しています。
予測不可能な変化に対して、迅速に変革を起こし対応する能力が不足しているのです。
3. IT革命への遅れ
日本はIT革命などの大きな技術変革に取り残されてしまいました。
デジタル化の競争でも日本は明らかに後れを取っています。
4. 人材育成と確保の問題
IMDの「世界人材ランキング2023」でも日本は過去最低の43位を記録しました。
優秀な外国人材を惹きつける魅力が不足していることや、管理職の国際経験の乏しさが指摘されています。
特にITの分野は最悪です。
ハードウェアは作れるけど、ソフトウェアでは世界に進出したメーカーはほぼありません。私は、通信系のハードウェアの海外営業でしたw
日本の競争力回復に向けて
日本が国際競争力を取り戻すためには、以下のような取り組みが必要だと考えられます:
1. 経営者の国際経験を積極的に増やす
2. アジャイルな経営手法の導入と実践
3. デジタル化への積極的な投資と推進
4. グローバル人材の育成と外国人材の積極的な登用
5. 持続可能性(サステナビリティ)への取り組み強化
今後、AIを活用できる人材の育成やAIを経営に取り入れる柔軟な経営者の育成が急務だと思います。
このまま落ちていくのは悔しすぎる…
終わりに
日本の国際競争力の低下は深刻な問題ですが、この現状を直視し、適切な対策を講じることで、再び競争力を高めることは可能です。
経営者、政府、そして私たち一人一人が変革の必要性を認識し、行動を起こすことが求められています。
日本の再浮上に向けて、私たちにできることは何か、考え続けていく必要があるでしょう。
特に政府は内向きですからねえ…
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