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「オルカンに思考停止で投資するのが正解だ」
この言葉を耳にしたことがある人も多いでしょう。しかし、果たしてそれは本当に正しいのでしょうか?投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットの教えに照らし合わせると、単純な思考停止投資には疑問が生じます。
今回は、不安定な投資環境下での最適な投資戦略について、バフェットの知恵とコアサテライト戦略を交えながら、深掘りしていきます。
不安定な時代の投資環境
近年、世界経済は予測不可能な変動に見舞われています。パンデミック、地政学的リスク、インフレーション、そして急速な技術革新。これらの要因が複雑に絡み合い、投資環境は一層不安定さを増しています。
このような状況下で、多くの投資家が「オルカンへの思考停止投資が正解だ」と主張しています。確かに、市場の動向に一喜一憂せず、淡々と投資を続ける姿勢には一理あります。しかし、本当にそれだけで十分なのでしょうか?
バフェットの投資哲学:不安定な時代への対応
バフェットは、市場の短期的な変動に惑わされることなく、長期保有と割安株への投資を重視しています。彼の有名な言葉に、こんなものがあります。
「恐れが極端なときに強欲に、強欲が極端なときに恐れを持て」
この言葉は、現在の不安定な投資環境においても非常に示唆に富んでいます。バフェットは単に市場全体に投資するのではなく、個別企業の本質的価値を慎重に分析し、割安な株式を選別しています。これは「思考停止」とは正反対のアプローチです。
バフェットの主要な投資原則
1. 長期的視点の重要性
「好きな保有期間は永遠」という言葉通り、短期的な市場変動ではなく、企業の本質的な価値に注目します。特に20年以上の競争優位性を重視します。
2. 理解できる企業への投資
革新的な技術よりも、確実性のある基本的な事業を選好します。「退屈だが長期的に安定した企業」を重視するのが特徴です。
3. リスク管理の徹底
「投資の第一のルールは損をしないこと」という原則のもと、以下を重視します:
- 投機的な投資を避ける
- 理解できないものには投資しない
- 安全マージンを重視する
不安定な時代への適用
このようなバフェットの投資哲学は、現代の不安定な投資環境において特に重要です:
- 情報過多の中で、基本的な事業理解に立ち返る
- パニック時こそ冷静な判断を心がける
- 十分な現金を保持し、投資機会に備える
バフェットの投資哲学は、不安定な時代においてこそ、その真価を発揮します。単純な思考停止投資とは異なり、市場環境や企業の本質的価値を見極めながら、長期的な視点で投資を行うことの重要性を教えています。
思考停止投資のメリットとデメリット
不安定な時代において、思考停止投資、特にオルカンへの定期的な積立投資には、以下のようなメリットとデメリットがあります:
メリット | デメリット |
---|---|
市場変動に惑わされにくい | 急激な市場変化への対応が遅れる可能性 |
感情的な判断を避けられる | 特定セクターの長期的衰退リスクを見逃す |
グローバル分散投資の効果 | 地政学的リスクの影響を受けやすい |
時間とエネルギーの節約 | 投資スキル向上の機会損失 |
メリットの要点
最大の利点は、感情に左右されない投資の継続性です。定期的な積立により、市場のタイミングを計ることなく、長期的な資産形成が可能です。また、世界中の企業に自動的に分散投資できる点も大きな特徴です。
デメリットの要点
一方で、明らかな投資機会や市場リスクへの対応が遅れる可能性があります。また、投資判断のスキルが身につかず、より高度な投資戦略への発展が難しくなる可能性があります。
これらのメリット・デメリットを踏まえると、完全な思考停止ではなく、定期的な市場環境の確認と必要に応じた戦略の微調整を行うことが重要といえます。
コアサテライト戦略:不安定な時代のバランス戦略
不安定な投資環境において、思考停止投資とバフェット流投資のバランスを取るコアサテライト戦略が注目されています。この戦略は、「守りのコア」と「攻めのサテライト」を組み合わせることで、安定性と収益性の両立を目指します。
ポートフォリオの基本構成
コア(70-80%) | サテライト(20-30%) |
---|---|
|
|
実践のポイント
1. コア部分の運用
- 定期的な積立投資の継続
- グローバル分散投資の維持
- リバランスによる比率調整
2. サテライト部分の運用
- 企業の本質的価値の分析
- 市場の過剰反応時の投資機会活用
- バフェット流の投資原則の適用
思考停止投資とバフェット流投資の比較
項目 | 思考停止投資 | バフェット流投資 |
---|---|---|
投資対象 | 市場全体(インデックス) | 厳選された個別企業 |
分析の深さ | 最小限 | 徹底的 |
必要な時間 | 少ない | 多い |
リスク分散 | 自動的に分散 | 集中投資も許容 |
期待リターン | 市場平均 | 市場平均以上を目指す |
不安定な時代における実践の要点
コアサテライト戦略の成功には、以下の3つの要素が重要です:
- 規律ある投資の継続
コア部分での定期的な積立投資を基盤とします。 - 機会の活用
サテライト部分で市場の過剰反応時の投資機会を捉えます。 - 定期的な見直し
市場環境の変化に応じて、配分比率を適切に調整します。
この戦略により、思考停止投資の安定性とバフェット流投資の収益性を組み合わせ、不安定な時代においても持続可能な投資アプローチを実現することができます。ただし、個人の投資経験や時間的制約に応じて、コアとサテライトの比率を調整することが重要です。
結論:不安定な時代こそ、思考する投資家になろう
バフェットは「他人が恐れているときに強欲になれ」と述べています。この言葉は、不安定な投資環境下でこそ、チャンスが潜んでいることを示唆しています。
オルカンへの思考停止投資は、確かに安定性をもたらす良い基盤となります。しかし、そこで思考を停止せず、コアサテライト戦略を採用し、徐々に投資スキルを磨いていくことで、不安定な時代にも強靭なポートフォリオを構築できるでしょう。
実践のためのステップ
- オルカンやS&P500への定期的な積立投資をコアとして始める
- 投資の基礎知識を学び、市場への理解を深める
- 少額から個別株投資を始め、サテライト部分を構築する
- 経験を積みながら、コアとサテライトの比率を調整する
- 定期的にポートフォリオを見直し、必要に応じてリバランスを行う
最後に
投資は長い旅路です。思考停止ではなく、常に学び、成長する姿勢を持ち続けることが、不安定な時代を乗り越え、真の資産形成への道となるのです。
投資は自己責任で行うものです。本記事の内容はあくまで参考情報であり、個々の状況に応じて適切な判断を行うことが重要です。不安定な投資環境下では特に、慎重な判断と継続的な学習が求められます。必要に応じて、専門家のアドバイスを受けることも検討してください。
さあ、あなたも今日から、「思考する投資家」への第一歩を踏み出してみませんか?市場の荒波に翻弄されるのではなく、バフェットの知恵を借りながら、自信を持って投資の海を航海する。そんな投資家としての成長が、きっとあなたを待っているはずです。
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