こんにちは、バンコクで修業中(@lukehide)です。
「高配当利回り3.51%」「4期連続増配」「170円の年間配当金」
三井物産の株主還元は、配当金生活を目指す投資家の心を掴んで離しません。
2024年3月期の連結最終利益は1兆円を超え、安定した財務基盤を背景に、株主還元をさらに強化する方針を打ち出しています。
世界的な資源価格の上昇を追い風に、過去最高益を更新し続ける三井物産。その強みは、金属資源からエネルギー、化学品まで幅広い事業を展開する総合商社としての確固たる地位にあります。
今回は、三井物産の投資価値を徹底解析。月10万円の配当収入を実現するために必要な投資額まで、具体的に検証していきましょう。
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会社概要
項目 | 内容 |
---|---|
商号 | 三井物産株式会社 |
設立 | 1947年7月25日 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町 |
代表者 | 代表取締役社長 堀 健一 |
従業員数 | 単体:5,419名(連結:53,602名) |
事業内容 | 総合商社(金属資源、エネルギー、機械・インフラ等) |
歴史と成長の軌跡
三井物産は、江戸時代から続く三井財閥の流れを汲む企業です。
戦後の1947年に現在の三井物産として再出発して以来、日本の高度経済成長とともに発展を遂げてきました。
特に近年は、以下の分野で強みを発揮しています:
- 金属資源事業(鉄鉱石、銅など)
- エネルギー事業(原油、LNGなど)
- 機械・インフラ事業(発電所、港湾施設など)
- 化学品事業
経営状況の分析
業績推移
項目 | 2024年3月期 | 前年比 |
---|---|---|
収益 | 13兆3,249億円 | -6.86% |
当期利益 | 1兆636億円 | -5.92% |
総資産 | 16兆8,995億円 | +9.87% |
自己資本 | 7兆5,418億円 | +18.44% |
自己資本比率 | 44.63% | +3.22pt |
2024年度上期の業績
三井物産の2024年度上期(4-9月期)の連結最終利益は4,117億円となり、前年同期比で9.7%減少しました。主な減益要因は以下の通りです:
- 中国経済の不振による資源価格の下落
- 原料炭・鉄鉱石価格の下落による収益減
- 支払利息の増加
通期見通し
2025年3月期の業績予想について、以下の上方修正を発表しています:
- 当期利益予想:9,200億円(従来予想から200億円増額)
- 基礎営業キャッシュ・フロー:9,600億円(900億円上方修正)
成長戦略
中期経営計画における基礎収益力の拡大について:
- 3年間で1,700億円の基礎収益力拡大を目指す
- 既存事業からの収益向上:1,100億円を計画
- モビリティ、ヘルスケア、流通分野に注力
財務状態
2023年9月末時点の財務状況:
- ネット有利子負債:3兆4,000億円(前期末比0.2兆円増)
- 株主資本:7兆1,000億円(前期末比0.7兆円増)
- ネットDER:0.48倍
株価診断
基本指標
指標 | 数値 | 業界平均 | 評価 |
---|---|---|---|
時価総額 | 9兆7,274億円 | – | 大型優良株 |
PER | 10.25倍 | 12.5倍 | 割安 |
PBR | 1.26倍 | 1.45倍 | 割安 |
ROE | 15.29% | 10.2% | 優良 |
株価分析
PERについて
10.25倍という水準は、業界平均と比較しても割安な水準です。高い収益力を考慮すると、さらなる株価上昇の余地があると判断できます。
PBRについて
1.26倍という水準は、純資産に対して適正な評価といえます。ROEが15%を超える高水準であることを考えると、むしろ割安な水準といえるでしょう。
ROEについて
15.29%という高水準のROEは、経営効率の高さを示しています。業界平均を大きく上回るこの数値は、同社の競争力の高さを裏付けています。
高配当銘柄としての評価
配当状況
項目 | 数値 | 評価 |
---|---|---|
年間配当金 | 170円 | 業界トップクラス |
配当利回り | 3.51% | 市場平均を上回る |
配当性向 | 24.09% | 安定的な水準 |
DOE | 3.68% | 高水準 |
配当の成長性
三井物産は2021年3月期以降、4期連続で増配を継続しています。特筆すべきは、2020年3月期から2024年3月期までの4年間で配当額が1株あたり80円から170円へと、実に1.8倍に増加している点です。
中期的な配当方針
中期経営計画2026「Creating Sustainable Futures」において、以下の株主還元方針を明確に示しています:
- 2024年3月期から2026年3月期を対象
- 1株あたり150円を下限として設定
- 累進配当制度の導入による継続的な増配方針
過去5年間の配当推移
- 2020年:80円
- 2021年:85円
- 2022年:105円
- 2023年:140円
- 2024年:170円
配当の安定性
配当性向24.09%という水準は、今後の増配余地を示唆しています。また、自己資本比率44.6%という強固な財務基盤に支えられ、安定した配当継続が期待できます。
市場との比較
2023年4月時点の東証プライム市場の平均配当利回りが2.25%であることを考慮すると、三井物産の3.51%という配当利回りは極めて魅力的な水準といえます。
夢の配当金生活を実現するために
必要投資額の計算
目標とする月10万円の配当収入を得るための具体的な計算を行います。
ステップ1:年間必要配当金の算出
- 月額目標:10万円
- 年間必要額:10万円×12ヶ月=120万円
ステップ2:税引前必要配当金の計算
- 配当所得税率:20.315%
- 税引前必要額:120万円÷(1-0.20315)≒150.6万円
ステップ3:必要株数の計算
- 年間配当金:170円/株
- 必要株数:150.6万円÷170円≒8,859株
ステップ4:必要投資額の算出
- 現在株価:3,299円(2024年12月3日終値)
- 必要投資額:8,859株×3,299円≒2,923万円
投資戦略のポイント
1. 積立投資の活用
- 毎月定額を積み立てることで、株価変動リスクを抑制
- 複利効果を最大限に活用
2. 配当再投資の実施
- 受け取った配当金を再投資することで、保有株数を着実に増加
- 複利効果をさらに高める
3. 長期保有の重要性
- 値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で保有
- 配当金の増加による収益向上を期待
まとめ:三井物産で夢の配当金生活は実現可能か
三井物産の投資ポイント
評価項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 3.51%の高配当 |
財務健全性 | ◎ | 自己資本比率44.63% |
収益力 | ○ | ROE15.29%の高水準 |
株価評価 | ○ | PER10.25倍で割安 |
将来性 | ◎ | 資源価格上昇の恩恵 |
配当金生活実現のポイント
- 必要投資額:約2,923万円
- 必要株数:8,859株
- 実現方法:積立投資と配当再投資の組み合わせ
最終評価
三井物産は、以下の理由から配当金投資の優良銘柄として高く評価できます:
- 安定した高配当
- 堅実な財務体質
- 継続的な増配期待
- 世界的な事業基盤
特に、積立投資と配当再投資を組み合わせることで、着実な資産形成が期待できます。投資初心者から上級者まで、長期保有での資産形成に適した投資先として推奨できる銘柄です。
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配当利回 (%) |
投資金額 (万円) |
年間配当 (円) |
株価 (円) |
NEW 三菱商事(8058) | 3.7% | 1,969万円 | 210 | 2,746 |
JFE (テ) | 7.3% | 2,055万円 | 140 | 1,917 |
レーサム(テ) | 6.3% | 2,369万円 | 190 | 3,000 |
マリモリート(テ) | 5.9% | 2,470万円 | 3,713 | 122,300 |
ミラース(テ) | 5.9% | 2,540万円 | 30 | 508 |
日本たばこ(テ) | 4.7% | 3,200万円 | 194 | 4,122 |
本田技研工業 | 4.8% | 3,247万円 | 68 | 1,472 |
武田薬品 | 4.5% | 3,280万円 | 196 | 4,271 |
双日(2768) | 4.6% | 3,368万円 | 150 | 3,368 |
アステラス | 4.4% | 3,402万円 | 80 | 1,814 |
NEW SBI HD(8473) | 5.0% | 3,462万円 | 150 | 3450 |
ソフトバンク | 4.3% | 3,481万円 | 86 | 1,996 |
INPEX | 4.2% | 3,750万円 | 60 | 2,150 |
三菱HC |
3.9% | 3,930万円 | 40 | 1,047 |
日本郵政 | 3.5% | 4,205万円 | 50 | 1,401 |
ニコン(7731) | 3.5% | 4,229万円 | 55 | 1,549 |
NTT | 3.5% | 4,300万円 | 5.2 | 149 |
三井住友FG | 3.6% | 4,450万円 | 330 | 9,664 |
キヤノン | 3.0% | 5,070万円 | 150 | 5,070 |
野村証券 | 2.9% | 5,230万円 | 23 | 801 |
ENEOS | 2.9% | 5,500万円 | 22 | 802 |
トヨタ | 3.0% | 6,861万円 | 240 | 2,745 |
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