こんにちは、高配当株に投資して安定的な収入を得たいバンコクで修業中(@lukehide)です。
日本株市場への分散投資を考えている投資家、新NISA（成長投資枠）を活用したい投資家、低コストで運用したい投資家のみなさんにおすすめの商品があります。
その商品が、NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信（証券コード：1489）、通称「NF・日経高配当50 ETF」または「日経高配50」です。
この魅力的な商品について詳しく解説し、毎月10万円の配当収入を得るために必要な投資額を計算してみましょう。
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年間配当 (円) |
株価 (円) |
配当利回 (％) |
投資金額 (万円) |
| レーサム(テ) | 190 | 3,000 | 6.33 | 2,369万円 |
| 日本たばこ(テ) | 194 | 4,122 | 4.71 | 3,200万円 |
| 本田技研工業 | 68 | 1,472 | 4.82 | 3,247万円 |
| 武田薬品 | 196 | 4,271 | 4.48 | 3,280万円 |
| アステラス | 80 | 1,814 | 4.40 | 3,402万円 |
| ソフトバンク | 86 | 1,996 | 4.31 | 3,481万円 |
| INPEX | 60 | 2,150 | 4.16 | 3,750万円 |
| 三菱HC(テ) |
40 | 1,047 | 3.90 | 3,930万円 |
| 日本郵政 | 50 | 1,401 | 3.49 | 4,205万円 |
| NTT | 5.2 | 149 | 3.49 | 4,300万円 |
| 三井住友FG | 330 | 9,664 | 3.58 | 4,450万円 |
| キヤノン | 150 | 5,070 | 3.01 | 5,070万円 |
| 野村証券 | 23 | 801 | 2.87 | 5,230万円 |
| ENEOS | 22 | 802 | 2.94 | 5,500万円 |
| トヨタ | 240 | 2,745 | 3.00 | 6,861万円 |
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NF・日経高配当50 ETFとは
このETF（上場投資信託）は、日経平均株価構成銘柄の中から配当利回りの高い50銘柄で構成される「日経平均高配当株50指数」に連動することを目指しています。野村アセットマネジメントが運用する商品で、以下のような特徴があります：
- 高配当株への分散投資：
日本を代表する企業の中から、配当利回りの高い50銘柄に自動的に投資できます。NF・日経高配当50 ETFを購入するだけで、個別銘柄のリスクを抑えつつ、高配当株への投資が可能となります。 - インデックス運用：
日経高配50は、日経平均高配当株50指数に連動するよう運用されるため、運用者の裁量による判断ミスのリスクが低減されます。 - 定期的な銘柄入れ替え：
年に1回、構成銘柄の見直しが行われます。これにより、日経高配50は常に高配当銘柄に投資し続けることができます。 - 低コスト：
インデックス運用のため、アクティブ運用の投資信託と比べて信託報酬が低く抑えられています（年率0.308%（税込））。 - 高い流動性：
NF・日経高配当50 ETFは東京証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買が可能です。これにより、必要な時に換金しやすいという利点があります。 - 少額から投資可能：
1口から購入できるため、少額から日経高配50への投資を始められます。
配当金の仕組み
NF・日経高配当50 ETFの配当金は、保有している50銘柄からの配当を原資として、年4回（1月、4月、7月、10月）に分配されます。配当金の額は、保有銘柄の配当状況によって変動します。
直近の分配金実績は以下の通りです：
- 2024年7月7日：5円
- 2024年4月7日：30円
- 2024年1月7日：5円
年間の分配金は、これらの合計に4を掛けた約160円程度と推定されます。
必要投資額の計算
それでは、毎月10万円の配当収入（税引後）を得るために必要な投資額を計算してみましょう。
- 年間必要配当金： 100,000円 × 12ヶ月 ÷ 0.8（税引後） = 1,500,000円
- 必要投資額（配当利回りベース）： 1,500,000円 ÷ 0.0308（配当利回り） = 48,701,298円
この計算によると、NF・日経高配当50 ETFに約4,870万円の投資が必要となります。
しかし、より具体的に計算してみましょう。
- 最新の基準価額：2,291円（2024年8月30日時点）
- 年間分配金（推定）：160円
- 必要口数の計算： 1,500,000円 ÷ 160円 = 9,375口
- 総投資額： 9,375口 × 2,291円 = 21,478,125円
投資額別の期待配当収入
異なる投資額でどの程度の配当収入が期待できるか、NF・日経高配当50 ETFでシミュレーションしてみましょう。
1. 100万円投資の場合：
- 購入口数：100万円 ÷ 2,291円 ≈ 436口
- 年間期待配当金：436口 × 160円 = 69,760円
- 月間期待配当金：69,760円 ÷ 12 ≈ 5,813円（税引前）
2. 500万円投資の場合：
- 購入口数：500万円 ÷ 2,291円 ≈ 2,182口
- 年間期待配当金：2,182口 × 160円 = 349,120円
- 月間期待配当金：349,120円 ÷ 12 ≈ 29,093円（税引前）
3. 1,000万円投資の場合：
- 購入口数：1,000万円 ÷ 2,291円 ≈ 4,364口
- 年間期待配当金：4,364口 × 160円 = 698,240円
- 月間期待配当金：698,240円 ÷ 12 ≈ 58,186円（税引前）
投資における注意点
- 市場変動リスク： 日経高配50の価格は市場の動向により変動するため、元本割れのリスクがあります。
- 配当の変動： 構成銘柄の配当政策変更により、NF・日経高配当50 ETFの分配金が変動する可能性があります。
- 信託報酬： 年0.308%の信託報酬がかかるため、実質的な利回りはその分低下します。
- 為替リスク： このETFは国内株式のみに投資しているため、為替リスクはありません。
- 税金： 配当金には20.315%の税金がかかります。また、売却時には譲渡益課税の対象となります。
まとめ
NF・日経高配当50 ETF（日経高配50）は、高配当株に分散投資したい投資家にとって魅力的な商品です。毎月10万円の配当収入（税引後）を得るためには約4,870万円の投資が必要となりますが、税引前で考えると約2,000万円から2,500万円程度の投資で実現可能です。
このETFを活用することで、個別銘柄選択のリスクを抑えつつ、高配当株への投資が可能となります。ただし、市場変動リスクや配当の変動リスクがあることを忘れずに、長期的な視点で投資を行うことが重要です。
また、NF・日経高配当50 ETFを核としつつ、他の資産クラスとの分散投資を行うことで、よりバランスの取れたポートフォリオを構築することができます。投資を始める前に、自身の財務状況や投資目的をよく考え、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
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