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日本に見切りをつけ海外に資本を逃避する『キャピタルフライト』の恐れも。
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更なる利上げで下落続きの米国株、資本が逃げる日本株、あなたの投資はどこへ?
日経新聞が、2000年代から2022年5月の『世界株式 vs. 日本株式』への個人投資家のマネー流入・流出を調査しています。
データは、日興リサーチセンター、モーニングスター・ダイレクトなどからの集計です。
個人投資家の投資信託経由での海外株式投資額が、2019年には売り越しでしたが、2020年には買越しに転じ、2021年には8兆3千億円の買越しを記録しています。
そのうちの9割程度は米国株に流入している模様で、約7.4兆円が米国株に投入されています。
2021年の日本株への投資額が280億円でしたので、日米間の投資額の差は260倍に及びます。
資本逃避。政治や経済の混乱などにより信任を失った国から、他国へ資金を一斉に移動させることを示す場合が多い。
日本から資本が逃げ出していると言うことでしょうか?
日本人でさえ日本株を買わずに米国株を選考すると言うことは、海外投資家はさらにそれを加速することでしょう。
2022年に入り、米国の利上げが盛んに議論され米国株の下落基調が鮮明になった際には、日本株の下落が軽微なので日本株に注目が集まりましたが…
円安の状況で海外投資家にとっては日本株を買いやすい環境が整ったにもかかわらず、海外からの資金流入はあまり聞きませんね。
じっちゃまも言ってますね。
個人マネー、海外株に年8兆円 日本から「逃避」の気配
出所:日経新聞 2022年6月6日
日本の個人マネーが海外株に殺到している。国内の投資信託を経由した海外株への投資額は2021年に8兆3000億円に膨らんだ。日本株への投資額(280億円)の300倍近くにのぼる。資本効率などで優れる海外企業を選好しているためだ。家計の資金が海外に逃避する「キャピタルフライト」の気配もあるようで、危うさが見え隠れする。
出所:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB02BR70S2A600C2000000/
米国株の高いROEを好んで米国株に投資していると言うのが理由らしいですが、果たしてそれだけでしょうか?
過去20年のTOPIX採用銘柄のROE平均が1桁代後半って、終わってますね…
2022年06月の国内の投資信託の資金動向が日経新聞で報告されています。
6月の投信、8310億円の資金流入 「米国株式(S&P500)」が首位
出所:日経新聞 2022年7月7日
6月の国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)の資金動向は、設定額から解約・償還額を差し引いて8310億円の資金流入超過だった(QUICK資産運用研究所推計)。前月の7812億円(確報値)を上回り、高水準での資金流入が継続している。設定額が解約・償還額を上回るのは19カ月連続。
出所:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB00004_V00C22A7000000/
懸命なるインデックス積立投資家の皆さんは、どの国に投資を続けるのでしょうか?
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