こんにちは、隣の部屋に住んでいたP君(♂)の同居パートナー(♂)が良く変わる事でタイのLGBT事情を肌で感じていたバンコクで修業中。です。
私の住むコンドミニアムのスタッフの一人のお姉さん(♂)、いつも通う屋台のお姉さん(♂)も普通ですw
タイは長年、LGBTに寛容な国として知られてきました。過去の記事では、マツコデラックスさんにタイへの移住を提案したこともありました。
カラフルな夜の街、人気のBLドラマ、そして年々盛り上がりを見せるバンコクプライドなど、一見するとLGBTの楽園のように見えるかもしれません。
しかし、実際のところ、タイのLGBT事情はそれほど単純ではありません。
表面的な寛容さの裏には、まだ多くの課題が潜んでいるのが現実のようです。
現実を一緒に見て行きましょう。
社会的受容と法整備の進展
タイでは、LGBTに対する社会的な受容度は比較的高いと言えます。
2019年のUNDPの調査によると、非LGBT回答者の69%がLGBTに対して肯定的な態度を示しています。また、2023年には同性婚を認める法案が下院で可決され、2024年3月には上院でも可決されました。
これにより、タイはアジアで3番目、東南アジアで初めて同性婚を法的に認める国となる見込みです。
以前書いた記事には多くの反響がありました。バンコクに住む同性婚を望むカップルからお問合せをいただいたこともありました。
BL文化の隆盛
タイでは「BL(ボーイズラブ)」と呼ばれる同性愛をテーマにしたドラマや映画が大人気です。
2020年に放送された「2gether」は、タイ国内だけでなく日本を含む海外でも大きな話題を呼びました。この現象は、タイ社会のLGBTに対する寛容さを示す一例と言えるでしょう。
日本のBLドラマシリーズもタイが発祥だったんですね。
バンコクプライドの成功
2023年のバンコクプライドには約5万人が参加し、前年の2倍以上の規模となりました。
政治家、芸能人、外交官など、様々な立場の人々が参加し、多様性の祝福と平等の促進を訴えました。これは、タイ社会のLGBTに対する受容度の高さを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。
表面的な寛容さの裏に潜む課題
しかし、こうした表面的な寛容さの裏には、まだ多くの課題が存在します。
- 職場での差別:トランスジェンダーの人々は低賃金の仕事にしか就けないなど、職場での差別が依然として存在します。
- 教育現場でのいじめ:マヒドン大学の調査によると、LGBTと自認する学生の56%が過去1ヶ月間にいじめを受けた経験があると回答しています。
- 法的保護の不足:差別から保護する法律が十分に整備されていません。
- 状況依存の受容:ヘアドレッサーや花屋としてのトランス女性は受け入れられやすいが、将軍や裁判官、首相などの高位の職業では困難が伴うなど、受容度が状況に依存しています。
- 家族からの受け入れ:社会全体では寛容でも、家族内での受け入れは依然として難しい場合があります。
今後の展望
タイは2028年のワールドプライド開催を目指しています。
これを実現するためには、同性婚の法制化や性別認定法の整備など、さらなる法的整備が必要です。また、社会の中に根付いている性別表現への期待を変えていくことも重要です。
タイのLGBT事情は、確かに他のアジア諸国と比べれば進んでいると言えるでしょう。
しかし、真の意味でのLGBT天国となるためには、まだ多くの課題を乗り越える必要があります。
表面的な寛容さだけでなく、法的保護の充実や社会の深層にある偏見の解消など、より本質的な変革が求められています。
タイがアジアのLGBT先進国として真に輝くためには、観光客だけでなく、自国のLGBTコミュニティに対しても同様の受容と理解を示すことが不可欠です。
そのためには、社会全体で継続的な対話と教育を行い、より包括的で公平な社会を目指す努力が必要でしょう。
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