久々にトヨタの株価を見たら2,000円台だったのでとても驚き、処分しておいて良かったと思ったのも束の間…2021年に1:5で株式分割されたと判明、上昇を続け1万円を超えたのはみなさんもご存知の通りです。
株式分割したら、配当金はどうなるの?
一緒に見ていきましょう。
トヨタ、30年ぶりの大胆な株式分割
トヨタ自動車が2021年9月末を基準に1株を5株に分割するという驚きの発表をしました。
これは実に1991年以来、30年ぶりの株式分割となります。
この決定により、投資に必要な金額は100万円強から20万円強へと大幅に下がることになります。
なぜ、株式分割なのか?
トヨタの狙いは明確です。個人投資家の参入障壁を下げ、株主数を増やすことです。
実際、トヨタは国内企業で時価総額トップを誇る一方で、株主数は前期末で15位にとどまっていました。
この施策により、トヨタは以下の効果を期待していると考えられます:
- 個人投資家の参入増加
- 株式の流動性向上
- 長期保有株主の育成
配当金の推移:安定から成長へ
トヨタの配当金は、過去10年間で着実な成長を遂げてきました。
以下に、その推移を詳しく見ていきましょう。
2014年3月期から2023年3月期までの配当金推移
- 2014年3月期:165円(調整後33円)
- 2015年3月期:200円(調整後40円)
- 2016年3月期:210円(調整後42円)
- 2017年3月期:210円(調整後42円)
- 2018年3月期:220円(調整後44円)
- 2019年3月期:220円(調整後44円)
- 2020年3月期:220円(調整後44円)
- 2021年3月期:240円(調整後48円)
- 2022年3月期:148円(調整後52円)
- 2023年3月期:60円 【分割前であれば、300円】
2024年3月期の配当予想
2024年3月期の配当予想は、中間配当30円、期末配当45円の合計75円となっています。
トヨタの配当政策
トヨタは「安定的・継続的に増配を行うよう努める」という方針を掲げています。
この方針は、以下の点を重視しています:
- 株主の利益向上
- 持続的な成長の実現
- 企業体質の改善
- 企業価値の向上
配当利回りの推移
トヨタの配当利回りは、以下のように推移しています:
- 2021年3月期:2.79%
- 2022年3月期:2.34%
- 2023年3月期:3.19%
- 2024年3月期(予想):1.98%
内部留保の活用方針
トヨタは、内部留保資金を以下の目的で活用する方針を示しています:
- カーボンニュートラル社会の実現に向けた環境技術開発
- 顧客の安全・安心のための安全技術開発
- モビリティカンパニーへの変革に向けた投資
- 従業員、取引先、地域社会等のステークホルダーへの還元
投資家にとっての意味
- 参入障壁の低下: 株式分割により、個人投資家がトヨタ株を購入しやすくなります。
- 長期的な成長期待: トヨタの配当政策は、安定的かつ継続的な増配を目指しています。これは長期投資家にとって魅力的な要素です。
- 技術革新への投資: 内部留保を活用した次世代技術への投資は、トヨタの長期的な競争力維持につながる可能性があります。
- 株価上昇の可能性: 株式分割後、個人投資家の参入増加により、株価が上昇する可能性があります。
まとめ
トヨタの30年ぶりの株式分割と安定的な配当政策は、個人投資家にとって大きな機会となる可能性があります。同社の長期的な成長戦略と株主還元方針は、安定性と成長性のバランスを取ろうとする姿勢が見られます。ただし、投資判断は常に自己責任で行う必要があります。
トヨタの財務状況、業界動向、世界経済の状況など、多角的な視点から分析することが重要です。トヨタの株式分割と配当政策は、日本を代表する企業の株主還元戦略として注目に値します。今後の展開に注目しつつ、自身の投資方針に照らし合わせて判断することをお勧めします。
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