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【米国株投資比較】eMAXIS Slim S&P500 vs SBI SCHD、最強はどっちだ?

この記事は 約8 分で読めます。

米国株式投資の二大ファンド、eMAXIS Slim S&P500とSBI・SCHDの特徴を比較。信託報酬、運用実績、配当性向、投資目的や年齢に応じた最適な選び方を、詳しく解説。
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こんにちは、バンコクで修業中(@lukehide)です。

「米国株式投資、どのファンドを選べばいいんだろう…」

2024年、投資家の間で最も熱い議論を呼んでいるのが、この2つのファンドの選択です。

一方は、驚異の純資産総額6兆円を誇る国民的ファンド「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。

もう一方は、年4回の配当金で注目を集める新星「SBI SCHD:SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」。

実は、この2つのファンドには決定的な違いがあります。

  • ✓ 信託報酬は約0.04%の差
  • ✓ 分配金は年1回 vs 年4回
  • ✓ 投資対象は500社 vs 100社

参考記事:🔵SBIからもSCHD投資信託! 楽天SCHDとの商品比較で分かった投資判断

🔵SBIからもSCHD投資信託! 楽天SCHDとの商品比較で分かった投資判断
SBI証券から新登場のSCHD投資信託を徹底解説。楽天SCHDとの信託報酬比較、メリット・デメリット分析、投資判断のポイントまで。SCHDの特徴や運用実績、両ファンドの選び方を、投資家目線で分かりやすく解説。
トラリピ世界戦略

基本情報の比較

両ファンドの基本的な特徴を詳しく比較してみましょう。

項目 eMAXIS Slim
S&P500
SBI SCHD 特徴の解説
信託報酬
NEW:0.08140%
0.1238% eMAXISの方が約0.03%低コストで運用可能。年間100万円投資の場合、約300円の差
純資産総額 6兆361億円 新規設定 eMAXISは国内最大級の純資産を誇り、流動性が高く売買しやすい
投資対象 S&P500指数 米国高配当株式 eMAXISは幅広い業種に分散、SCHDは配当重視で安定性高い銘柄に集中
分配頻度 年1回 年4回 SCHDは四半期ごとの分配金で定期的な収入を重視する投資家に適している
設定日 2018年7月3日 2024年新規設定 eMAXISは運用実績が豊富、SCHDはまだ実績データなし
最低投資額 100円 10,000円 eMAXISは少額から投資可能で、積立投資に適している
決算月 1月 3,6,9,12月 SCHDは四半期ごとの決算で、こまめな収益確認が可能
為替ヘッジ なし なし 両ファンドとも円安局面での為替差益が期待できる

両ファンドの特徴と運用戦略

米国株式市場への投資手段として、この2つのファンドはそれぞれ異なる特徴と魅力を持っています。

eMAXIS Slim S&P500の主な特徴:

投資哲学:

米国を代表する大企業500社に幅広く分散投資することで、米国経済全体の成長を捉えることを目指します。

運用の特徴:

  • 時価総額加重平均方式による投資配分
  • GAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)などのテクノロジー企業への投資比率が高め
  • パッシブ運用による低コスト実現

投資家メリット:

  • 業界最低水準の信託報酬(NEW:0.08140%)で運用可能
  • 6兆円超の純資産残高による高い流動性
  • スマートフォンで100円から投資可能
  • 長期投資による複利効果の期待

SBI SCHDの主な特徴:

投資哲学:

配当成長性の高い優良企業約100社に集中投資し、安定的な配当収入の確保を目指します。

運用の特徴:

  • 10年以上連続増配している企業を厳選
  • 金融、ヘルスケア、生活必需品セクターが中心
  • テクノロジーセクターへの投資は抑え目(約9%)
  • アクティブ運用による銘柄選定

投資家メリット:

  • 年4回の分配金による定期的な収入
  • 高配当利回り(3.42%)
  • インフレヘッジ効果の期待
  • 株価変動リスクの軽減

セクター配分の違い:

セクター eMAXIS Slim S&P500 SBI SCHD 特徴
テクノロジー 28.5% 9.2% eMAXISは成長性重視
金融 13.2% 21.5% SCHDは安定性重視
ヘルスケア 12.8% 19.8% SCHDは防衛的セクター重視
生活必需品 6.8% 15.2% SCHDは景気非依存セクター重視
その他 38.7% 34.3% 両ファンドとも分散投資

パフォーマンス比較と運用実績分析

両ファンドのパフォーマンスを詳細に分析し、投資効果を比較してみましょう。

eMAXIS Slim S&P500の運用実績:

期間 リターン 特記事項
年初来 35.06% 円安効果も追い風
1年間 11.03% 配当込みリターン
3年間 89.54% コロナ後の急回復を含む
5年間 184.21% 複利効果の恩恵大
設定来 221.32% 2018年7月から

主な実績指標:

  • 設定来最高値:33,721円(2024年11月15日)
  • 年率リターン:11.03%
  • シャープレシオ:1.21
  • ベータ値:1.00(S&P500に連動)

SBI SCHDの予想パフォーマンス:

項目 数値 備考
予想配当利回り 3.42% 四半期分配を予定
組入銘柄数 103銘柄 厳選された優良企業
平均増配率 8.2% 過去5年平均
配当性向 55.3% 安定的な配当維持が可能

分配金の特徴:

  • eMAXIS:年1回(1月)、原則として複利運用
  • SCHD:年4回(3,6,9,12月)、定期的な現金収入

コスト比較と長期投資への影響

投資信託選びで重要な要素となるコストについて、詳しく比較分析してみましょう。

信託報酬の比較:

費用項目 eMAXIS Slim S&P500 SBI SCHD 影響度
信託報酬(年率) NEW:0.08140% 0.1238% 長期投資で差が拡大
運用管理費用 0.0847% 0.1128% 運用会社の取り分
販売手数料 0.0055% 0.0055% 販売会社の取り分
保管費用 0.0035% 0.0055% 資産保管に関する費用

投資金額別の年間コスト:

投資金額 eMAXIS Slim S&P500 SBI SCHD 年間差額
100万円 937円 1,238円 301円
500万円 4,686円 6,190円 1,504円
1,000万円 9,372円 12,380円 3,008円
5,000万円 46,860円 61,900円 15,040円

その他の費用比較:

  • 売買手数料: 両ファンドとも無料
  • 為替コスト: 両ファンドとも実勢レートを適用
  • 分配金受取手数料: 両ファンドとも無料
  • 口座管理料: 証券会社により異なる

投資家タイプ別の最適な選択ガイド

投資目的や投資スタイルによって、最適なファンドは異なります。以下の特徴を参考に、自分に合った選択をしましょう。

投資家プロファイル別の推奨:

投資家タイプ 推奨ファンド 理由 適合度
長期資産形成派 eMAXIS Slim S&P500 低コストで複利効果を最大化 ★★★★★
インカム重視派 SBI SCHD 定期的な分配金収入が得られる ★★★★★
 

投資目的別の最適な組み合わせ:

資産形成目的:

  • 重視項目:長期的な資産の成長
  • 推奨:eMAXIS 100%
  • 特徴:低コストで米国経済の成長を享受

老後資金形成:

  • 重視項目:安定性と定期収入
  • 推奨:eMAXIS 40% + SCHD 60%
  • 特徴:成長性と安定性のバランス

セミリタイア生活:

  • 重視項目:定期的な収入
  • 推奨:SCHD 80% + eMAXIS 20%
  • 特徴:インカムゲイン重視

まとめ:2024年の投資判断

シンプルに結論を申し上げると、以下のような投資判断が望ましいでしょう。

投資家タイプ別の選択基準:

投資家タイプ 推奨ファンド 推奨比率 主な理由
20-40代の資産形成層 eMAXIS中心 eMAXIS 80-90% 低コストで長期の複利効果を享受
40-50代のバランス重視層 両ファンド併用 eMAXIS 50-60% 成長性と安定性のバランスを重視
60代以上の安定志向層 SCHD中心 SCHD 70-80% 安定的な配当収入を確保

2024年の投資戦略:

eMAXIS Slim S&P500の活用法

  • 長期投資の中核ファンドとして保有
  • 積立投資で円安メリットを享受
  • 低コストを活かした複利運用

SBI SCHDの活用法

  • インカム収入の確保に活用
  • 市場変動への備えとして組み入れ
  • 四半期配当で定期的な現金確保

実践的なポイント

  • 月々の積立投資を継続
  • 年1-2回のリバランスを実施
  • 配当は可能な限り再投資

結論として、どちらか一方に偏るのではなく、自身の投資目的に応じて両ファンドを適切に組み合わせることをお勧めします。

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◆2017年、家族持ちFIRE
◆資産:米ドル、投資信託、FX、BTC
◆不動産:横浜とバンコクに持ち家
◆海外経験:NY、SGR、HK、BKK

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