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65歳から受け取る場合と繰下げた場合の受け取り金額の損益分岐年齢は82歳。
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70歳までバリバリ働く人や長生きの家系の人はお得だけど、資産運用も必要…
日経新聞の『目指せ、年金増額 今こそ「WPP」に注目』が気になり、ちょっと読んでみました。
この記事は『繰り下げ受給によって増額された年金を生涯受け取るために、公的年金「以外」を活用するという視点』を探った内容です。
ここで『WPP理論』と言っているのが、長く働いて(W)、その間は私的年金(P1)を活用し、公的年金(P2)の受け取りを遅らせ、最大化しようと言う理論?どちらかかといえば、戦略だと思います。
- W:長く働く(Work Longer)
- P1:私的年金(Private Pensions)
- P2:公的年金(Public Pensions)
【Q】そもそも、年金の繰下げ受給と増額率の関係は?
仮に70歳からの受給に繰下げた場合を想定してみましょう。先述のように満額で月の受給額が約6万5,100円の場合、受給額は9万2,500円となります。
では、65歳から受給した場合と繰下げた場合では、どちらが得になるのでしょうか?
分岐点は82歳。それ以上長生きして年金を受け取り続けるならば、65歳から受給した場合と比べて70歳から受給した場合の方が累計の受給額が増えていくことになります。年金を受給せずに70歳まで生活費を確保できれば、年金を繰下げ受給することで、将来への備えをさらに厚くすることができるでしょう。
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若い頃から、70歳まで生きれば充分だと思っている管理人にとっては、70歳から年金受け取り開始などと言う考えは1ミリもないのだが…
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パートナーが『あなたの様なお気楽な人は長生きしてしまうのよ』といつも言うし、人生100年時代なのでちょっとねえ…
増額された年金を終身でもらうためのWPP戦略
本来の受給開始年齢である65歳ではなく、66歳以降に年金を受け取り始めることで年金額を増やす選択肢「繰り下げ」を選びたいのなら、繰り下げている期間のお金をどうやりくりするかという問題を片付ける必要があります。
でも、遅らせた期間はどうやっておまんまを食べるのか気になりますよねえ…
WPP戦略①:働く期間を純粋に延ばす
これは手元の老後資産を取り崩すこともなく、引退年齢を60歳代後半にシフトさせることで年金増額を勝ち取る、シンプルな方法です。
ただし、日々の生活やライフスタイルを維持できる程度の年収が必要となるため、65歳以降も会社から必要とされるだけのビジネススキルを有することが前提となります。
WPP戦略②:働かずに老後資金を取り崩す
2つめの方法は逆に「仕事を辞めて無収入になっても、あえて公的年金の受給を繰り下げる」という方法です。つまり手元の資産を取り崩しながら何年か生活をし、繰り下げ受給による年金増額を選ぶやり方です。
ただ単純に切り崩していくだけだと不安しかないので、資産運用は必須ですね。
WPP戦略③:長く働きつつ老後資金の取り崩しも使う
ここまでの方法は「働くか、取り崩すか」という二者択一で説明しましたが、組み合わせる方法も考えられます。
65歳以降はのんびり仕事を継続し、年収が下がった分、iDeCoや企業年金の受取額を組み合わせて生活費をまかないます。
サラリーマンだけやってきた人にとっては、65歳以降も雇用してもらえるかが難しい問題だと思います。そのためには、雇用され続けるスキルや健康面のメンテも必要ですね。
WPPにはシミュレーションやアドバイザーの力が必要に
年金受け取りのアドバイザーというと今までは主に「手続き」の面に焦点が当たっていました。書類を整えて裁定請求(年金を受け取る手続き)を無事終わらせるお手伝いをするイメージですが、WPP時代にはそれでは力不足になります。
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管理人のつぶやき
そもそも、70歳まで生きれば充分と思っているので繰下げ受給などの考えは毛頭ありません。ただし、母型の家計は長生きの家計で90歳以上まで生きたお爺さん・お婆さん、おばさんも多く、私もリスクがあるのは事実です。
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人生100年時代なので、リスクを考慮した不労所得マシーンを早めに仕込む必要があるかもしれません。
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