外資系企業ではレファレンス・チェック(経歴確認)をするのが一般的。
採用エージェントには手数料として年収の30%程度を支払うほど採用コストは高額。
少数精鋭部隊なので何人も雇えず、それでいて高給取りなので失敗は許されない。
先日、日経xTECHで『履歴書に書いた職歴や学歴のウソ、身辺調査でばれたらどうなる?』との記事を読みました。
調査機関を通じて応募者を調べようとすると、最低でも1人あたり10万円ほどかかるそうです。中途採用の応募者全員をいちいち調べるのには手間やコストがかかるので、課長クラス以下はほぼ調査しないといった話も耳にします。
『手間やコストがかかるのでやらない』のは外資系企業の採用では当てはまらないと思います。
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中途採用に際しては、エージェントに年棒の30%を支払います。もし、年棒1,000万円の採用であれば300万円です。失敗しない様にするためには『10万円は惜しくない』のです。
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実際に私が勤務した、SAPジャパン株式会社は『First Advantage Japan』という外部の専門会社にリファレンスチェックを委託していました。『バックグラウンドチェック』と言う名目で、以下の三項目を確認します。
- 大学の卒業証明書
- 前職の会社の人事部への電話による『素行、在籍、退職日確認』
- 以前勤務した会社の上司・同僚からの『リファレンス・レター』の提出
これでも、結構、優しい方です。
みなさんの転職活動の参考になればうれしいです。
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管理人のプロフィール 〜読み飛ばしてもオッケーです〜
新卒から13年間、日立で海外営業に従事。
新卒から日立製作所の海外事業部で金融機関向けのトレーディングシステムの輸出営業に携わり、業務の一環として、ニューヨーク、シンガポール、香港に海外駐在し、海外でのマネジメント経験。
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海外駐在帰国直後に外資系転職し十数年間勤務。
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海外駐在からの帰国直後に米国のネットワーク機器最大手のシスコシステムズ(株)に転職し、以降、ドイツのERP最大手SAPジャパン、米国のビジネスインテリジェンス最大手のSAS Institute Japan Ltd.等に勤務し、以降は営業部門のマネージャ、統括部長、そして、日本支社の代表なども歴任。
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最後は海外転職し、タイでも採用を経験。
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海外で仕事する夢は途切れず、タイ王国バンコクの日系企業に日系ITセールスマネージャーとして海外転職し、アカウント・マネージャの採用業務も経験。
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Linkedin公開プロフィール:
経歴詐称!少しぐらい良いだろうが死を招く!!!
- 転職回数多いけど、ちょっと位は調整できるだろう…
- 派遣だったけど正社員だったと言っても判らないだろう…
- 学歴までは確認できないだろう…
- 前職の退職理由なんて適当に言ってもばれないだろう…
…と思いの皆さんに向けて書いています。
外資系企業が入社前にやるレファレンス・チェック
外資系企業でレファレンス厳しい会社多いよね。新卒じゃないし、即戦力じゃないと困るから、バックグラウンドの確認はコストが掛かってもやるよね。
最近は、そのレファレンスを入社前までに調査する代行会社のビジネスが大人気らしいよ。某ドイツ系ソフトウェア会社の入社時に、根掘り葉掘りやられたよ、こんな感じで(笑)
- 卒業証明書の提出
- レファレンス・レター x 2件の提出
- 前職の上司・人事に電話で、素行と退職日の確認
卒業証明書の提出
でも、海外留学や短期語学研修を「超有名大学卒業」「カイロ大学首席卒業」とか誇張するのはチェックできないよね。
東京都の某知事じゃないんだから、いまは簡単に確認できます(笑)
レファレンス・レター x 2件の提出
元の会社の上司や同僚からレファレンス・レターを出してもらうのは、けっこう面倒くさいよな…
いや、これは転職仲間はお互い様だから、なんとかなる(笑笑)
自己都合で退職する時の上司から
レターを出してもらうのはちょっと…
レターを出してもらうのはちょっと…
私は、レファレンス・レターのフォーマットを持っていて、代筆してあげて、サインだけもらって送ってもらってる。その人の次回の転職の時には協力すると約束はさせられるけどね(笑笑)
常に人間関係をよくしておくんですな!!!
前職の上司・人事に電話で、素行と退職日の確認
けっこう痺れるよね、これは(笑)
ま、立つ鳥跡を濁しちゃだめだという事だ(笑)
まとめ
- 外資系企業入社前のレファレンスチェックは厳しい
- 前職の退職時には、立つ鳥跡を濁さず!!!
- 上司、同僚、友人とは常に健全な関係を!!!
やっぱり、外資系企業のレファレンスチェックは厳しいな。
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