新型コロナの恩恵で増収もしくは微増収を計上する米国大手IT企業が多い中、Twitterも巣ごもり需要によりアクティブユーザーも増え微増収となるも、広告収入の激減により赤字に転落。CEOは、アフターコロナも従業員の在宅勤務を永遠に許可。
主な米国IT企業決算状況:2020年1月〜3月期
◆アップル:2020年2Q決算◆微増収減益もサービス売上過去最高
アップルの2020年1月~3月期の決算を発表。
新型コロナの影響で微増収減益となったが、引きこもりが幸いしたのかサービス売上高は過去最高を記録した。中国マーケットも3月半ばに復活したが、今後の見通し不明で株価は下落。
◆アマゾン:2020年1Q◆2桁台の増収減益:コロナ対応大規模雇用
アマゾンが2020年1月~3月期の決算を発表。
売上高は2桁台の増収を記録、新型コロナの巣ごもり消費が売り上げを押し上げた。一方、新型コロナ対策の大規模雇用の影響で純利益は29%の減益。2020年2Qも対策費用を投じるとベゾスが表明。
◆マイクロソフト:2020年1Q◆増収増益:ビデオ会議アプリ急増
マイクロソフト、2020年の第一四半期の決算は増収増益。
売上高350億ドル、収益107.5億ドルで収益率は30%を達成。新型コロナの感染拡大を背景としたビデオ会議アプリの需要が急拡大で売り上げ増に貢献。一方、クラウドは減速。
Twitter決算は微増収赤字転落、mDAUは過去最高の1億6600万人
記事引用先:IT Media
売上高は3%増の8億800万ドル、840万ドル(1株当たり1セント)の純損失となった。前年同期は1億9080万ドルの黒字だった。赤字になるのは2017年第3四半期以来だ。非GAAPベースの1株当たり純利益は11セント。
mDAUは過去最高に!
米Twitterは4月30日(現地時間)、2020年第1四半期(1~3月期)の決算を発表した。新型コロナウイルス感染症による“巣ごもり需要”でmDAU(収益につながる日間アクティブユーザー数)が前年比24%増加し、過去最高の1億6600万人になった。
ジャックドーシーCEO:
ジャック・ドーシーCEOは発表文で「この困難な時期、Twitterの目的はかつてなく重要になっている。われわれは世界の人々が常に情報を得るのをサポートし、人々が助け合い、互いの繋がりを楽しむ方法を提供している。(中略)Twitterで公開されている会話は、世界の人々が情報をより速く知り、問題を解決し、われわれが共にあることを確認するのに役立つ」と語った。
ツイッター、在宅勤務を「永遠に」許可へ 新型ウイルス対策で効果実感
記事引用先:BBC
SNS大手ツイッターは12日、新型コロナウイルス対策として導入した在宅勤務を、「永遠に」認める方針を明らかにした。
Twitter、新型コロナ関連の誤情報に「警告ラベル」
記事引用先:Impress Watch
Twitterは、新型コロナウイルスについて誤解を与える情報を含んだツイートに、新たなラベルや警告メッセージを導入する。日本語、英語、スペイン語、アラビア語、フランス語、ポルトガル語の6言語に対応。
新型コロナウイルスに関連して、危険性は高くないものの、内容によって人々を混乱させたり、誤解を生じさせる可能性のあるツイートに、ラベルや警告メッセージを表示。説明を追加したり、状況を明確化することで、利用者が真偽の判断を容易にできるようにする。
IT業界ハイクラス求人に強いエージェントおすすめ3社!