米国においては、企業買収は非常にポピュラーである。
新しいテクノロジーを自社で開発する手間暇を買ってしまうのである。
管理人の勤めていたシスコシステムズも企業買収で大きくなった会社です。ITバブルの頃には、年間数十社の企業売買をバンバン繰り返していました。
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管理人が勤めていた時に、無線LAN機器の開発製造会社『Aironet Wireless Communications』を買収しました。無線LAN時代への突入を肌で感じました。
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シスコシステムズのエグイ所は、青田買いもさる事ながら、将来、ライバルになりそうな会社をスタートアップの時に買収してしまうのである…
【Q】FAGMAとは?
【A】
5社の頭文字です。
- Facebook:フェイスブック
- Amazon: アマゾン
- Google: グーグル
- Microsoft: マイクロソフト
- Apple:アップル
【Q】各社の買収金額最大案件は?
【A】
各社の最大案件は、誰もが知ってる会社ね。
- フェイスブック
- ワッツアップ(買収額220億ドル、14年)
- アマゾン
- 米ホールフーズ・マーケット(高級スーパー、137億ドル、17年)
- マイクロソフト
- リンクトイン(262億ドル、16年)
- Google
- モトローラ・モビリティ(125億ドル、12年)
- アップル
- ビーツ・エレクトロニクス(30億ドル、14年)
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Googleのモトローラ買収には驚かされました。
まさか、ハードウェアの会社を買収するとは思いませんでしたが、結局はモトローラのモバイルの特許が欲しかっただけで、また、叩き売ってしまいましたね。
30年間で750社、米FAMGAの企業爆買いリスト
記事引用先:30年間で750社、米FAMGAの企業爆買いリスト|日経新聞
米IT(情報技術)大手「FAMGA(フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、グーグル、アップル)」はこれまで多くのスタートアップ企業を買収してきた。最近ではグーグルが腕時計型端末(スマートウオッチ)を手がける米フィットビットを買収すると発表した。FAMGAがこの30年間で買収した企業は合計で750社以上に上る。巨大IT企業がこれまでどんなスタートアップを買ってきたのか、最新状況を紹介する。
主なポイント
・FAMGAによる買収額は合計で270億ドルに上る。
・10億ドル以上の買収件数が最も多いのは、マイクロソフトの10件。
・10億ドル超の買収件数が最も少ないのは、アップルの2件。音楽を定額配信する米ビーツ・エレクトロニクス(Beats Electronics)を30億ドル、米インテルのスマートフォン向けモデムチップ(通信半導体)事業を10億ドルでそれぞれ買収している。
・買収額が最大なのは、マイクロソフトが262億ドルで買収したリンクトインだった。2位はフェイスブックによるワッツアップの買収(220億ドル)、3位はアマゾンによる米高級スーパー、ホールフーズ・マーケットの買収(137億ドル)だった。
・FAMGAによる初の10億ドル以上の案件は、マイクロソフトが1999年に取得した米ソフトウエア会社ビジオ(Visio Corporation)だった。
・FAMGAによる直近の10億ドル以上の案件は、グーグルが19年11月に21億ドルで買収した腕時計型端末(スマートウオッチ)メーカー、米フィットビット(Fitbit)だった。
管理人の所感
強者は、青田買いを繰り返し、ますます強くなっていく。
昔のスタートアップは、自分で起業した会社を上場する夢を持っていたのに、今は大企業に叩き売って大金を手に入れるモデルになってしまった…
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私の勤務していた、SAS Instituteは米国のビジネスインテリジェンスの会社で、マイクロソフトが買収提案した時に社長が『うちを買いたかったら2兆円持ってこい』と吠えた、世界最大の独立系ソフトウェア会社です。
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こんな粋な会社が減りましたね…
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