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◆外資系転職に英語は必要か?◆必須ではないが出世はできない!

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外資系企業に入社するためには英語は必要か?
長らく議論される話題です。入社するためには、必須ではありません。
しかし『英語出来ないと外資系企業で出世はできません!』

外資系企業に転職するのは簡単』です。
各企業である程度の実績を上げて、ある程度の英語ができて、自分に少し自信があって、など入社するのはそれほど難しくはないです。

でも、そこは外資系企業です。
外資系には外国の文化、ルールがあり、それに従う必要があります。
相手の求めることを理解して実践するかどうかで、結果は大きく違ってきます。

管理人のプロフィール 〜読み飛ばしてもオッケーです〜

新卒から13年間、日立で海外営業に従事。

私は、新卒で日立製作所の子会社に就職し、日立の海外事業部で金融機関向けのトレーディングシステムの輸出営業に携わりました。
その後、業務の一環として、ニューヨーク、シンガポール、香港に海外駐在し、海外でのマネジメント経験を積んできました。

海外駐在帰国直後に外資系転職し15年間勤務。

海外駐在からの帰国の直後に米国のネットワーク機器最大手のシスコシステムズ(株)に転職し、以降、ドイツのERP最大手SAPジャパン、米国のBI最大手のSAS Institute Japan Ltd.等に勤務し、以降は営業部門のマネージャ、統括部長、そして、日本支社の代表も歴任しました。

最後は海外転職し、タイでも採用を経験。

海外で仕事する夢は途切れず、2017年からタイ王国バンコクの日系企業に日系ITセールスマネージャーとして海外転職し、アカウント・マネージャの採用業務も経験しました。

Linkedin公開プロフィール:

想定する読者

  • 想定する読者:転職・キャリアアップの機会を探っている人、外資系転職を考えている人、外資系転職に迷っている人
  • 想定する読者年代:20代、30代、40代

外資系は英語出来ないとダメなの?

外資系企業を目指す皆様の思い

  • 「英語話せないけど外資系に行きたい・・・」
  • 「英語話せないと入ってから苦労する、出世できない・・・」
  • 「得意の英語でがんがん海外に出ていきたい・・・
  • 「本社と英語でガンガンやって、本社に採用してもらいたい・・・」

「外資系企業の究極の目的はなんでしょうか?」

「日本での製品の販売、サービスの提供」ですよね。

お客様のほとんどが日本人です。
日本人の多くは、日本語が母国語で日本語での提案、説明、契約書、サポートを「日本語で受けたい」のです。
英語に日本語の翻訳を付けた資料なんて見たくないんです(笑)

そうなんです! 賢い人なら、もう、お分かりですね…
日本人のお客様を説得できるのは、日本語での説得です

外資系企業ではあなたの的確な日本語こそが最大の武器』なのです。

外資系の採用マネージャは、権限も広いが責任も大きい

SAPジャパン、SAS等で部下の採用・評価をしてきました。

  • 実際に、自身で『募集要項』を作成し、人事部門に採用を依頼し、面接をして採用します。
  • 採用後は、導入教育、育成、年次評価をします。

役職の視点からの英語の要/不要

 カントリーマネージャー~ダイレクター

この立場になると、Yearly/Monthly/Weeklyで本社にReportを求められと思います。

英語でのAnalysis+Report力、説明するためのPresentation+説得力が求められます。
数字を達成出来ていれば問題ありませんが、出来ていないと、「いつまでに」「誰が」「なにを」「どうする」「どうやって」を詰められますのでRecovery力も。
答えられなければ『退場』ですので英語力必須です

マネージャー(人事採用権を持つ)

この立場は微妙です。会社や業務内容によると思います。

私の経験をお話しします。

ケース A:某『外資系トレーニング会社』は、日本語でWeeklyレポートを日本語で会議
営業部隊のマネージャーをしていた時には、営業レポートを日本語で作っていれば問題ありませんでした。海外へのレポートはありませんでした。
ケース B:某「ドイツ系ERP会社S社」は、英語でWeeklyレポートを日本語で会議
毎週毎週、数字を詰められます。出来なきゃ、Recovery Planを別に作ります。仕事どころじゃありません・・・英語の前に数字を作るのに死にました…
ケース C:某「アメリカ系BI会社S社」は、日本語でMonthlyレポートを日本語で会議
但し、Forecastが厳しかったです。一月が年初ですが、二月のレポートで「もう、リカバリー・プラン」の提出を求められました。なんたって、ビジネス・インテリジェンスを標榜しているんだから、Forecastの精度が大事です・・・
ケース D:米国系認定資格試験会社は、英語でWeeklyレポート+英語で会議
上司がサンフランシスコに居るアメリカ人でしたので、メール、電話、書類、すべて英語です。更には、二週間に一度は、アジアパシフィック会議があり、米国+オーストラリア+中国+インドを結び、電話会議でした。

レポートの頻度は『本国(本社)』への報告の頻度によります。

担当クラス

担当クラスは、ケース・バイ・ケースです。

職種の観点からの英語の要/不要

営業部隊

上記『外資系は英語出来ないとダメなの?』で伝えたが、お客のほとんどが日本人なので英文の提案書もプレゼンテーションも不要です。外資系企業担当の場合は異なる。
なお、最新資料の参照に、本社の英語資料を読めないと困る場合がある。

技術サポート部隊

「技術サポート」と名が付くからには、最新の製品仕様、カスタマイズ状況、サポート状況を本国(ドイツやアメリカ)から送られてくるものを自力で読解しなければなりません。皆さんが目にしている日本語のマニュアルや資料は、彼らの血と汗の努力の結晶です、大事に扱ってください。

バックオフィス部隊

これもレポート先による。社内向けの資料であれば日本語で問題ないが、本社への報告資料となれば、英文資料で作成が求められる。

【ご参考】実例で見る外資系ソフトウェア企業の求人

参考まで、現在、日本で営業している「SAS Institute Japan株式会社」の求人を見てみましょう。 あくまでも参考です。この会社をPick-upした理由は想像にお任せします。

SAS Institute Japan株式会社

営業部門とソリューション統括本部(プリセールスコンサル)を見てみましょう。

https://www.sas.com/ja_jp/careers/recruit.html

営業部門:英語力があれば少しプラス

条件の【有ればプラスとなる条件】に「英語力」があります。
つまり、無くても問題ないけど「英語力があれば少しプラス」程度です。

プリセールスコンサルタント:TOEIC800以上

「下記いずれかの知識や経験」のなかに、「要英語力(TOEIC800以上)」と有ります。

まとめ

  • 外資系では、日本語が最大の武器
  • 英語は必須ではない、職種、職責による
  • 出世するには英語必須(マネージャ以上は必須)

  出世したくない人はいませんよね。日々の精進を・・・

外資系転職のお役立てればうれしいです!

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